THE U.S Sun によると、アメリカ・オハイオ州で高校生の息子の野球の試合を観覧席で見ていた母親が「マスクを着用していない」と理由で、子どもたちの前でテーザー銃※で撃たれ、手錠をかけられ、逮捕されるという衝撃的な事件が起こった。
(※電気を撃ち出す銃型のスタンガン。日本では銃に該当するため銃刀法に抵触する)


それほど多数の観客が居ない野球場で、マスクを着用せずに高校生の息子の野球を観戦していた Alecia Kitts(アリシア・キッツ)さん。警察官が Alecia Kitts さんに近寄ってきた時には、彼女の幼い子どもたちも一緒に座っていた。

手錠をかけられそうになった彼女は「私は何も悪いことをしていない!」と叫び、警察官に反抗的と見られる態度を取ったため、テーザー銃で撃たれ、手錠をかけられてしまったとのことだ。側に居た子どもたちは、泣き始めたため父親と共に別の場所へ連れていかれた。だが、祖母と見られる女性は抵抗に加わっている様子だった。


報道によると、Alecia Kitts さんは高校側から「マスクを着用するように」と勧告されたが、それに応じなかったという。また、今回この試合は、マスクの着用が義務付けられる代わりに可能となったものであったそうで、会場に入る際には必ずマスクを着用し、マスクで口と鼻を覆うことが必須となることが観客には事前に勧告され、トイレにも張り紙されていた。


高校側は「もしマスクの着用を拒むのであれば、今後スポーツができなくなるだけではなく、観戦する観客も危険にさらされる可能性がある」とコメントしている。

▼一部始終を捉えた動画が下のもの。

マスクの着用がルールなのであれば守らなくてはならない。だが、新型コロナウイルス禍前には想像もできない理由での逮捕となったことは間違いないだろう。