英国レコード産業協会(BPI)によると、 イギリス国内における2020年のカセット売上は、それまでの2倍になったとのことだ。

2020年、イギリス国内における音楽消費には眼を見張るものがあった。ロックダウンの影響もあり、音楽ストリーミングサービスは、ストリーミング・プラットフォームの中でも史上最高の売上を記録、さらにイギリス全体でのストリーミングの総数は、前年度比で251億増加したとのことだ。

BPI の最高経営責任者である Geoff Taylor は「2020年における録音された音楽のパフォーマンスは目覚しいものだった。我々の生活が混乱したときでさえ、我々の国にとって音楽がいかに重要であるかを思い出させてくれる」と語っている。

なお、アルバムの売上に関しては、CD とデータ販売の両方が2020年には23.5%現象している。その一方で、レコードとカセットテープの売上は2倍になったという。
なお、レコードの売上に関しては30年近くも売上は伸び続けていたとのことだが、カセットの売上が急に2倍になったことは非常に興味深い。


2020年の12ヶ月間に15万を超えるカセットテープが販売されたとのことで、その中でもイギリスのポップスターである Dua Lipa(デュア・リパ)、Kylie Minogue(カイリー・ミノーグ)、The Streets(ザ・ストリーツ)のカセットテープがトップセラーとなったとのことだ。