冬場に軒先や木々の枝先から垂れ下がる氷「つらら」は、つい口に含みたくなるような美しさを持つ冬場の風物詩だ。

しかし、その「つらら」を「絶対に舐めたり噛んだりしないように」と、とある気象学者は警告しているとのことだ。
また、気象学者の Katie Nickolaou は、彼女の TikTok 動画の中でその理由を説明している。

「屋根から溶けて建物の側面を流れ落ちる水によってつららは形成されます。され、あなたは屋根に、何があるのか知っていますか? それは大量の鳥のフンです。つららの水は、それを伝って、氷の中で凍らせています。つまり、あなたはウンチを食べることになるのです!」

@weather_katie

Don’t eat icicles! Please respect the fact that I edited out the original woman in the video (I have her permission) #IciclePoop

original sound - nickolaou.weather

これだけはっきりと「ウンチを食べていることになる」と言われてしまうと、今後絶対つららを食べようとは思えないだろう……。
なお、鳥のフンは、高病原性鳥インフルエンザ、オウム病クラミジア、サルモネラ菌への感染や、トキソプラズマといった寄生虫、ヒストプラズマ病、クリプトコックス症を引き起こすこともあり、更にアレルギーの原因になることもあるという、案外危険な存在であるため、気分的な問題は置いといたとしても、絶対に食べない方が良さそうだ。

また、 Katie Nickolaou は「雪」も食べないようにと促している。

「雪は "雪ノミ" として知られる昆虫を含んでいる」と彼女は Yahoo Life にて語っている。

米国とカナダの長期的な天気予報を提供する定期刊行物「Farmers’ Almanac」によると、この "雪ノミ" は「トビムシ」のことで、"雪ノミ" というニックネーム通りノミのようにジャンプする小さな虫だが、寄生虫のノミとは違うものであるとのことだ。

"雪ノミ" は寄生ノミと違って動物を噛むことはなく、有機物を分解を助ける働きをするとのことなので、食べても特には問題はなさそうではあるが、得体の知れない虫を食べているということで、気分的にはあまり良いものではないだろう。

他にも雪には空気中の埃や、都会であれば排気ガスの汚れなども含まれていることがあるため、なんにせよ食べない方が良さそうだ。