80歳以上の高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種が優先的に進められているイギリスでは、一方で感染拡大を招きかねない違法レイヴ開催への取り締まりがより一層厳しくなってきている。

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そんな中、イギリスのエセックスにて、ワクチンの接種を待つ御老人たちが、違法レイヴ参加者が溜まっていると勘違いされ、近隣住民によって警察に通報されるという事件が発生した。

エセックスにあるサクソンホールでは、地元の人々を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団予防接種のための会場として使われていたが、そこに集まった老人たちの集団が、違法レイヴ参加者だと勘違いされたようで、デニスバウム会長は以下のように語っている。

「サクソンホールで「レイヴ」が行われているとの通報により、警察が到着したときは本当に面白かった。そこには、車椅子、歩行機、杖をついた80〜90代の老人が、辛抱強く予防接種を待つ行列を作っていたんだ」

現場の混乱にも関わらず、老人たちはワクチン接種を受けて喜んでおり、警察は納得して帰っていったという。