Mirror によると、21歳の大学生がエナジードリンクの過剰摂取を続けたことによって心不全を患ったそうだ。BJM の新たな症例報告書によると、この男性は心不全を患う前、500ml のエナジードリンクを毎日4本ほど飲んでおり、その習慣を約2年間続けていた。


この大学生は、心不全を発症するまでの約4ヶ月間「息切れ、動悸、震え」と「体重減少」で苦しみ、そのうち約3ヶ月間は「無気力」と「体調不良」で大学で勉強し続けることすら不可能になって、病院へ行き助けを求めたそうだ。
検査を行った結果、大学生はなんと心不全と腎不全を併発していることが発覚。大学生の体調は悪化し、集中治療室へ入ることに。医師は「臓器移植」が必要がどうかを見極めていたという。

なお、この大学生はエナジードリンクの過剰摂取以外に際立った病歴はなかったそうだ。男性が飲んでいたエナジードリンクには約160 mg ものカフェインが含まれていた。(※インスタントコーヒー1杯には約 60 mgのカフェインが含まれている)

治療に当たった医師たちは様々な診断名を疑ったが、結果的に「エナジードリンクの過剰摂取により心毒性を高めたことが、最も可能性の高い原因である」と報告している。


大学生は結果的に集中治療室の滞在も含め58日間病院に入院していたそうだ。この経験を大学生は「トラウマになった」と表現し、下記のようにコメントをしている。

僕は、よく酷い偏頭痛に悩まされていた。それはエナジードリンクを飲まないときに起こることが多かった。でも結果的に(飲み過ぎたことで)集中治療室に入れられた。エナジードリンクと、エナジードリンクが与える効果をもっと知るべきだ。エナジードリンクには有毒性がある、そしてまた幼い子どもたちでも手に入りやすい。
エナジードリンクの成分の潜在的な危険性を説明するために、タバコのパッケージに書かれているような警告をラベルを貼るべきだ。

なんでもやり過ぎは良くないことだが、それにしても、誰もが気軽に購入できるエナジードリンクには、ごく稀にではあるものの、こういった「危険性」が含まれていることはきちんと認識し、適量のエナジードリンクを飲むだけに心掛け流ようにした方が良さそうだ。