スペイン政府は、昨年10月下旬に発令した「緊急事態宣言」と「午後11時以降の外種禁止令」を、半年ぶりとなる5月9日に解除。この6か月間続いた厳しいロックダウンの規制が解除され、数千人の地元住民たちがスペインの街頭へ繰り出し、規制解除を盛大に祝ったと EL PAIS が伝えている。

地元民がアルコール片手に歌いながら盛大に規制解除を祝っている様子は、さすがは情熱の国スペインといったところだが、6ヵ月以上もの間厳しい規制を強いられてきた後では、祝いたくなる気持ちにも共感できる。
 

だがスペインの保険省は、現時点のスペインは依然としてハイリスクであるとしており、先週金曜日に発表された平均的な新型コロナウイルスの症例は198症例 / 日となっている。

規制が解除されたことにより、マドリードにある広場プエルタ・デル・ソルは上のように人々で溢れかえっていたため、約450名の警察官が介入したとのこととだ。またバルセロナでも同様の街頭パーティーが街中で行われ、街の広場から約6,500人が移動せざるを得なくなってしまったと報道された。



後に国家警察は、この日規制解除を祝う人が街中に溢れ、警察の介入はあったものの、しかし一方で大きな事件はなく、逮捕者も出なかったと報告しており、国中が平和的な雰囲気の中規制からの解放を祝っていたようだ。

新型コロナウイルスが再度感染拡大することなく、このまま収束する日が近いことを願いたい。