イギリス政府のイベントリサーチプログラムが集計したデータによると、新型コロナウイルスの感染防止対策(ソーシャルディスタンスをとる、マスク着用など)を講じていない大規模なイベントと、ショップで買い物をしたりレストランで食事をするのは、ほぼ同等のリスクを伴うとのことだ。


5月3日の英国の Bank Holiday の週末にイギリス・リバプールにて開催された試験イベントは、新型コロナの安全対策を講じず開催された。更に、FA カップ(サッカーのカップ戦)や、音楽の祭典式「Brit Awards 2021(ブリット・アワード)」も試験イベントして開催されたが、この2つのイベントは新型コロナウイルスの検査が陰性結果となった場合にのみ入場が許可された。

イギリス政府は The Times に以下のように語ったとのことだ。

我々はまだ最終的なデータの算出を待っているところではあるが、現在までに分かっている結果は非常に心強いものとなっている。
また、このような大規模なイベントは、接客サービス(レストランやデパートなど)よりも、本質的に感染リスクが高いというわけではないことを証明するのに役立つ。
安全対策として、換気の徹底、Bank Holiday の際に行ったような新型コロナウイルスの検査をし、入場の可否を決めたりする点が挙げられる。

だが、現時点ではこの研究結果によって今後予定されているフェスティバルの開催の是非を決めるのは依然として不確かであると EDM.com はコメントしている。