なんと、70年間ものキャリアを誇る香港のディスクジョッキー、Ray Cordeiro が、先月、96歳で引退したとのことだ。
 

10歳年上の兄がいた Ray Cordeiro は、幼い頃、兄が家にいない時に兄のレコードコレクションを聴いて、そこから強い影響を受けたという。
警備員の職から銀行員となり、その後彼はロンドンに留学、その際に、なんとビートルズにEMIのオフィスでインタビューするという一生に一度の機会に恵まれた。それが、結果的に彼のキャリアの成功に大きく貢献することになり、その後、香港に戻った Ray Cordeiro は、アーティストへのインタビューの仕事を続けていたが、ビートルズが香港を訪れた際には再びビートルズにインタビューをし、Ray Cordeiro のインタビュアーとしてのキャリアを確固たるものとした。

その後、Ray Cordeiro は自身のラジオ番組「All the Way with Ray」をスタート、1970年〜今年まで、音楽シーンの偉人たちへのインタビューを続けてきた。

ABC ニュースによると、Ray Cordeiro は "世界で最も長く働いている DJ(ディスクジョッキー)" としてのギネス世界記録を保持しているとのことだ。