2022年1月20日〜24日に渡って開催される、アメリカ・フロリダ州オーランドから主催者所有のハイチのプライベート半島 Labadee（ラバディー）まで豪華客船でクルージングを楽しむ船上ダンスミュージック・フェスティバル『Groove Cruise』。

▼ Groove Cruise 2022 ラインナップ

新型コロナの影響で多くの海外フェスティバルやナイトクラブは参加にワクチン接種証明書が必要であったりと様々な措置が講じられている中、主催者である Royal Caribbean は、Groove Cruise 参加の条件として「参加者が客船に搭乗する際にワクチン接種の証拠を提出する必要はない。また、ワクチン接種を強く推奨するが、必須条件ではない」とコメントした。
 
Groove Cruise のオーナーで CEO の Jason Beukema（ジェイソン・ブッケマ）は、YouTube で「ワクチンを義務付けることはしない」と発表。しかしその一方で、同氏は Royal Caribbean の従業員は全員ワクチン接種を完了しているとも発表している。

また、長年に渡ってクルーズ船業界の経験がある Jason Beukema は、どのような予防措置を行ったとしても新型コロナウイルスが船内に潜伏してしまう可能性を示唆しており、以下のように述べている。

クルーズ船には新型コロナウイルスが存在することになる。これは避けられないことだろう。実際に過去に起こった、Royal Caribbean を含むクルーズ船は何十年も前から、新型コロナウイルスを含む多くのウイルスと戦ってきた。
クルーズ業界は、そういった場合どのように隔離し、どのように向き合うか分かっている。

クルーズ船でアウトブレイクが起きたという報道を耳にすると思うが、それは私たちが必ず報告をしなければいけないからだ。学校や空港などでアウトブレイクが起きたって報道で聞かないのは報告義務がないからなんだ。

Forbes によると「アメリカ国内で現在承認されている新型コロナウイルスのワクチンはすべて、重症化と死亡を防ぐことにおいて非常に有効性が高く、更に他の人に感染させるリスクも低減させる」が「ワクチンの有効性は、これらのいずれを防ぐことにおいても100％ではない」と報道している。

つまり「新型コロナウイルスワクチンを接種完了したすべての人の感染が防がれるわけではない。また、乗船前の検査で陰性だった人が、検査から船に乗るまでの間に感染することも、十分にありえる」とのことである。

▼ State of the Ocean Address: Royal Caribbean Announces Vaccines are Not Mandatory to Sail
アメリカ・フロリダ州、テキサス州、アラバマ州では、企業等が「コロナパスポート」のようなものでワクチン接種を要求することを禁じる法律が既に可決されている。現時点では、クルーズ船が通常通り運行することは可能であるとのことだ。
 

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Groove Cruise

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