イギリスは7月19日に新型コロナウイルスの規制を大幅に解除し、それによってナイトクラブの営業も再開した。mixmag によると、イギリスの首相 Boris Johnson(ボリス・ジョンソン)は「もうナイトクラブは閉鎖したくない」とコメント。

そして、同国のワクチン配布担当である Nadhim Zahawi(ナディム・ザハウィ)は、9月下旬からナイトクラブまた大規模会場は入場の際に「ワクチン・パスポート」を提示して入場する規制を制定すると発表した。

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先週、規制が解除される前、Boris Johnson はナイトクラブ経営者へ「ワクチン・パスポート」の導入を促しており、全てのワクチン・パスポート保有者が「新型コロナテスト陰性」「2回のワクチン摂取完了」「過去180日間以内に新型コロナに感染・完治し抗体を持っているか」のいずれかであることを確認するよう求めていた。だが、この内容は法的に定められていたわけではなく、首相は「社会的責任」と述べていた。

その後 NTIA が実施した世論調査にて82.7%のナイトクラブまたは会場が、上記の政府からアドバイスを無視し、入場の際に「コロナ陰性」を証明する必要はないとしていることが明らかとなった。

そして19日(月)、長い規制が開けて待ちに待った「規制なしのナイトクラブ」が待望の再開をとなったが、英国のニュースには超満員のナイトクラブの映像が映し出された。その状況を重く見た政府は「ワクチン・パスポート」を義務化する計画を立て始めたとされている。その理由の1つとして、29歳以下の国民にもワクチン接種を広めたいという考えがあるとのことだ。

イギリスにおける7月18日(日)の新規感染者は44,215人で、直近7日間の平均感染者数は4万人以上。なお、16歳〜29歳のワクチン接種率は、現在は高水準となっているそうだ。