波乱続きの2020年東京オリンピック。新型コロナウイルスの感染が急拡大し、これまでにない感染者数が連日記録されてしまっている中、厳しい視線が集まっているのがオリンピック関係者の危機管理体制だ。
そもそも、五輪開催前から銀座や晴海等には急に外国人の数が急増していた時点で、現場と政府や東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の発表に大きなズレを感じさせていたが、オリンピックが実際に開催されると、ますます「え!?」と驚かずにはいられないような話をあちこちから耳にするようになった。

まず、大前提として世界各国から何万人も集まるオリンピックにおいて、現実問題、100%統一されたガイドラインに沿って全員が行動できているわけがない。そしてもちろん、詳細の規定は参加国によって若干違ってきてしまう場合があるのだろう(それがオリンピック規約にきちんと沿えていなかったとしても)という点もあるので、そこは念頭に置いて下の話を読んでもらいたい。


オリンピック関係者はオリンピック開催後も2週間滞在OK?

「一部のオリンピック関係者は、オリンピック終了後2週間は日本に滞在しても問題ない」という話を、外国人五輪関係者から入手した。規則や規定は、選手、関係者、国によって様々であるようだが、オリンピック後の滞在がOKであるのであれば、オリンピックついでに観光することも実質可能である。
JOY 行政書士事務所によると「東京オリンピック・パラリンピックの在留資格は90日間」であるそうとのことなので、2週間でなくとも、法律上3ヶ月は日本に滞在することができるようだ。
 

オリンピック仕様のPASMOのフリーパス配布でどこでも行ける!?

東京オリンピック2020のデザインが施された PASMO が関係者に配られているとのことだ。このオリンピック仕様の PASMO があれば、都内の電車などが乗り放題になるそうだ。この話は外国人五輪関係者からの話であるため、日本人の五輪関係者や選手・その他の五輪関係者が全員 "乗り放題" なのかは、また乗り放題期間については確認が取れていないが、それにしても厳格な隔離体制が謳われていた海外からの五輪関係者が緊急事態宣言下に公共機関を普通に使用できるのは、ちょっと驚きだ……。

上記の「オリンピック期間後も日本に滞在できる」というのと合わせると、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する中、国民には旅行や帰省の原則中止が求められる中、五輪関係者はそれを横目に日本観光、という可能性も考えられなくもない!?
 
▼オリンピック仕様の PASUMO のデザインは外国人五輪関係者も日本国内の五輪関係者も同じであるようだ。
 

マスコミに連日追い回されて関係者はもちろん地元民もストレス MAX!?

オリンピック関係者は晴海にある「選手村」と、オリンピック会場が多数ある有明付近のホテルに滞在しているが、選手村周辺とオリンピック会場周辺には、試合時に会場には入れないものの、多くのファンが押し掛けていると報道されている。

同時に、多数の報道関係者が何か話題になるネタはないものかと、有明のホテル周辺に常にウロウロしており、オリンピック関係者と見るや否や、すかさず声を掛けているようだ。そう考えると、五輪関係者の不正ばかりが取り沙汰されている中(本記事もそういった記事の一つにはなってしまうが)、可哀想な気もする。

コンビニに行ってアルコールでも手にしようものなら、本人の了解もなしにすかさずカメラのシャッターが切られてしまうとのことで、とにかく何が炎上のネタにされるのかオリンピック関係者は戦々恐々としているようだ。そのため、海外選手団の中には「取材を申し込まれても一切何も口外するな」と厳戒令が敷かれているという話も……。

例え何も悪いことをしていかったとしても、報道関係者が常にホテル周辺に張り込んでいるのは、選手や関係者、そして実は有明周辺に住む住民にとっても、かなりのストレスになっていることは間違いない。「近所に住んでいる自分は、オリンピックに全く関係ないのに、なぜかメディア関係者に見張られている気分に……」と語るご近所さんも少なくないようだ。

出会い系アプリを開けばオリンピック関係者ばかり!

既に一部では話題になっているが、出会い系アプリを開くとオリンピック選手や関係者が山ほど出てくるというウワサ……筆者の周囲の出会い系アプリハードユーザーたちに確認したところ、紛れもない事実であるとのことだ。
マッチすればやり取りも可能となるため、基本的に選手村やホテルから外出禁止となっているはずの「選手」や「関係者」とチャット → 実際にデートした、という話も少なくない。
 
その中の一人の話によると「有明周辺には夕食を食べられる場所があまりなく、お台場に行っても新型コロナの規制のため20時にレストランは閉店してしまう。時差の関係で、五輪関係者は20時以降に仕事が終わることも多く、その場合は、食事を求めて20時以降も営業している店のある渋谷等の歓楽街に行っている」と外国人五輪関係者(アスリートではない)が語っていた、とのことだが……。
 
とにかく、男女ともに「アスリートと出会いたい!」と思っている方には、出会い系アプリを使ってみるのが一番手っ取り早いのかもしれない。

なお、出会い系アプリにはアスリートや五輪関係者の「夜の」不正を暴くべく「対デートアプリおとり捜査用のアカウント」も存在するらしい……というのも、外国人五輪関係者からの話である。

ホテル滞在のオリンピック関係者は高級ホテルに宿泊 & 実質出入り自由でどこでも行けてしまう!?

 実際に出会い系でやりとりをしたという人の話では、関係者は有明にある新築高級ホテルに宿泊しているという。また、ホテルと仕事場だけの行き来だけではなく、実際にどこへでも行くことが可能となっているそうだ。

日本国民には、五輪関係者の外出に関しては禁止されている、「プレーブック」に違反した場合は資格剥奪やペナルティが……等と報道されてはいるが、実際には監視体制はザルであるようで、関係者は割とラフに歓楽街へ出かけることが可能であるようだ。

なお、オリンピック関係者が宿泊する高級ホテルには、関係者以外の一般宿泊客も滞在しているため、エントランスは検査ブース等で若干物々しい雰囲気はあるものの、オリンピック関係者が外出先で仲良くなった日本人がそれに紛れて中に入ることも可能であるとのことだ。(7月末現在)


 

上記の話から推察するに、実際に出会い系アプリを使用してアスリートを含むオリンピック関係者と「会う」ことが可能であったり、オリンピック関係者が割と気軽に外に出れる状況となってしまっているようだ。
政府や東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は国民に向けて、検査体制や管理体制は万全であるかのようにメディアで語ってはいるものの、実際の現場ではそれとはかけ離れた状況となっているのではないだろうか……。

東京オリンピックばかりが新型コロナウイルス感染拡大の原因となっているわけではないだろうが、その一端となってしまっていることはどうしても否定できないような気もする。