アメリカ・シカゴ市にて、2021年7月29日~8月1日の4日間に渡り、フル・キャパシティーで開催された、今年で30周年を迎えるロック・フェスティバル Lollapalooza(ロラパルーザ)。

The Guardian は、Lollapalooza を開催したことにより、新型コロナウイルスの感染者が今後急増するのではないかと専門家が警告していると報道している。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by lollapalooza (@lollapalooza)


関連記事
>>
 Illenium、Steve Aoki、Alison Wonderlandら出演!! 今週末開催のLollapalooza(ロラパルーザ)はフル・キャパシティー開催、1日10万人が参加予定!

>> 1日10万人が参加予定の「Lollapalooza(ロラパルーザ)2021」3日目の土曜日からは急遽、屋内会場ではマスク着用必須に……アメリカ/シカゴ

フェスティバルに入場する際に参加者は「新型コロナワクチン接種証明書」またはフェス前72時間以内に受けた「新型コロナ陰性証明書」のいずれかを提示することが必須とされており、また3日以降は屋内でのマスク着用義務が課されていた。

しかし The Guardian によると、医師らは「新型コロナウイルスの変異種であるデルタ株の蔓延を防止するためにはもっと厳しい制限を設けるべきだった」とコメントしているそうだ。
感染症専門家である Tina Tan 医師は「10万人以上の人が、ある意味閉鎖的な空間にいて、ソーシャルディスタンスもなく、大人数がマスクを着用していないため、デルタ株に感染する可能性があります」と発表。
 

現在、シカゴ市では1日当たり平均200名ほどの感染者数が出ているそうだが、パンデミック当時よりは大幅に減少している。だが、Lollapalooza が開催されたことにより、約2〜3週間後の感染率が大幅に変わって来る可能性が指摘されている。
また Lollapalooza に参加するためシカゴ市に訪れていた参加者たちが、それぞれの自宅や地域で感染を広めてしまうのではないかという懸念も報道されている

また Lollapalooza にはワクチン接種ができない12歳以下の子供たちも参加していたとのことで、最低でもマスク着用を義務付けるべきだったのではないかと Tina Tan 医師はコメントしている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by lollapalooza (@lollapalooza)


一方、Lollapalooza 当局は、参加者の90%が「ワクチン接種証明書」を提示したと発表。また約600名は正式な書類を持参しなかったためフェスティバルへの参加を認めなかったともコメント。

▼ Lollapalooza

だが「ワクチン証明書」は偽造できてしまう点も懸念点されており、Lollapalooza を取材した Vashon Jordan Jr は「偽造のワクチン証明書がこのフェスティバルでは使用されていた」とコメントを発表している。

関連記事>>海外にて、新型コロナの「偽・陰性証明書」や「偽・ワクチン接種証明書」などが早速闇サイトで取引・販売されていることが明らかに

Chicago Sun Times のコラムニスト Laura Washington は「フェスティバルの新型コロナウイルス規制がどれほど効果的だったのかには疑問が残る。だが、なぜ Lollapalooza が開催できのたか? それは簡単な答えだ、お金が関わっているからだよ」とコラムに掲載した。

Lollapalooza の親会社である Live Nation にコメントを求めたそうだが回答は得られなかったそうだ。