スペイン・バルセロナにて、新たなワークショップのプロジェクト「What Makes A Club」がスタートする。
これは、地域に根ざしたナイトクラブを作る方法を教えるワークショップで、2021年11月8日〜12日にかけて、Temporary Pleasure と、非営利団体の Futch Club が主催して開催される。ワークショップ参加費用は80ユーロ。


この5日間のプログラムには、講義、デザインラボ、地域に根ざしたコミュニティベースのクラブのプロトタイプを作る方法に関するセミナーが含まれている。このプロジェクト全体では、コミュニティの重要性と関連性に焦点が当てられており、コミュニティと「次世代のナイトクラブ」についてを再考・考案するように努めているとのことだ。

開催にあたり、主催者は以下のようにコメントしている。

我々は過去10年間、クラブを内外から見てきたが、実店舗のクラブは壊れていると確信している。窮屈過ぎて、トップダウンだ - そして潰れる。コミュニティで踊る権利を維持するためには、クラブというものを再考する必要がある。つまり、頑固で閉鎖的で参入しにくいクラブを、流動的で共創的な新たなスタートに置き換える必要がある。

我々は、真のコラボレーションと包括性が、クラブを超えたより良い音楽、ダンスフロア、コミュニティ構築の機会につながると信じている。@futchclub との提携により、我々は地元のエネルギー、限界に達した声、そしてしばしば締め出されるアイデンティティを増幅することを目指している。

パンデミック後、バルセロナのクラブは11月初めに再開が許可されたが、既にヨーロッパ各国では、多数のナイトクラブやライブハウス、バー等が営業が立ちいかずに閉鎖に追い込まれている。
しかし、逆の見方をすれば、一旦古いカルチャーがリセットされ、これから新たな風通しの良い次世代のクラブシーンが生み出されていくきっかけとなるのかもしれない。