米国下院の主要な調査委員会である、監視と改革に関する委員会が、多数の死者を出す事故が起きた、11月に開催されたラッパーの Travis Scott(トラビス・スコット)主催フェス Astroworld Festival(アストロワールド・フェスティバル)について、このイベントの運営をしていたイベント企業 Live Nation(ライブ・ネーション)に対する新たな調査をスタートした。

Astroworld Festival での Travis Scott のライブ中に群衆が殺到したことにより、数百人の観客が負傷し、10名の死者を出したことにより、Travis Scott を筆頭に、Drake(ドレイク)、Live Nation、Apple が20億米ドル以上の賠償金を求めて訴えられており、それを受けて Travis Scott はオファーされていた2022年度の Coachella のラインナップから削除されたとされている。

数日前、監視と改革に関する委員会は、Live Nation の最高経営責任者である Michael Rapino に宛てて、この事故に関する質問事項を送った。

直近の報告では、Astroworld Festival に参加した5万人のコンサート参加者の安全を確保するために、御社が適切な措置を講じたかどうかについて、深刻な懸念が生じている。

Live Nation は、これまでこの質疑に対して協力しており、次のように述べている。

安全はライブイベントの中核であり、Live Nation は法執行機関、消防、EMT の専門家など、地元の利害関係者と協力して緻密なセキュリティ計画に取り組んでいます。我々は Astroworld Festival での出来事に心を痛め、犠牲者の家族や友人に心からお見舞いを申し上げます。

Live Nation は、1月7日までに委員会で証言し、適切な文書を提出すると共に、1月12日までに委員会メンバーにブリーフィングを提供するように要請されている。