ニューラル・インターフェースを研究するテック企業 Wisear が "歯で噛みしめる" ことで音楽プレイヤーを操作できる技術を発表したと、TechCrunch が報じている。

この技術は、イヤホンに搭載されたセンサーが顎の噛む動作の筋肉の動きを察知して音楽プレイヤーやヘッドフォン、AR または VR ヘッドセット等を操作するというニューラル・インターフェースだ。

Photo:Wisear

イヤホン等に、いくつかの電極や電子部品を取り付け、それによって脳や顔の動作を記録、AIの技術によってその信号を利用して音楽プレイヤー等をコントロールするというものとなる。

Wisear は、この技術をヘッドホンメーカー等とライセンス契約することを目指しており、更に1月20日、約2億6000万円の資金調達に成功している。

Wisear は2022年度内に、顎を2〜3回噛む動きをすることで2つのコントロールができるようになることを、その後、3年間のうちに12種類のコントロールが可能になることを目標としているとのことだ。


この技術が普及すれば、音楽プレイヤーを手を使わずに操作できるので、両手で荷物を持っている際や料理中などにも、もっと気軽に音楽を聴けるようになる……かも?