アメリカ出身のラッパーで、2018年に混合薬物毒性により悲劇的な死を遂げた Mac Miller(マック・ミラー)の死因となった薬物を彼に販売したとして3人の男性が告訴されたが、内1名 Ryan Michael Reavis(ライアン・マイケル・リーヴス)は、2021年11月に Mac Miller へ、フェンタニルが入った違法薬物(錠剤)を販売したことを認めた。これによって Ryan Michael Reavis は、11年の禁固刑が言い渡された。

The Guardian によると、Mac Miller はこの錠剤の過剰摂取が死につながったとみられている。また、フェンタニルは他の薬と併用すると死に至る可能性がある。Mac Miller の検死では、Mac Miller は誤って、致死量のフェンタニル(ヘロインの50倍の効き目)、コカイン、アルコールを過剰摂取してしまったことが判明した。



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Ryan Michael Reavis の弁護士は「Ryan Michael Reavis は薬物をただ運んだだけの運び屋で、Mac Miller に販売した錠剤に致死量のフェンタニルが含まれていたことを知らなかった」と主張した。
だがこの事件を捜査した捜査官によると「人々が(フェンタニルで)死んていることを知りながら」も、この錠剤を Mac Miller に販売し続けていたことを示す古いテキストメッセージを確認したそうだ。

更に薬物の売人らは、薬物の効き目を高くしつつコストを抑えるためにフェンタニルを混ぜこむそうだ。またアメリカでは、2016年には2万人がフェンタニルで亡くなっており過剰摂取が社会問題となっている。

Mac MIller には、薬物使用歴はあったが、過剰摂取をすることはなかったと伝えている。更に Mac Miller は彼の音楽の中で薬物依存とメンタルヘルスについてオープンに伝えていた。