ULTRA MIAMI 2022 にて伝説的な復帰セットを披露してくれた Hardwell(ハードウェル)が、先日行われた Reddit での質問コーナーに続き、Apple Music のコンテンツ「Apple Music 1」にゲスト出演、有名なラジオホストである Zane Lowe(ゼイン・ロウ) と共に、ニューアルバム "Rebels Never Die" 、休養中について、ツアー復帰、Avicii(アヴィーチー)についてなどを語った。

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A post shared by Zane Lowe (@zanelowe)

■ 世界ナンバー1で不動の人気を誇っていたときに一旦活動を休止しようと決めるのは難しかった?

(一部翻訳)物凄く難しい決断だった。休止したいことを誰にも相談できなかった。なんて言うか……僕自身のなかで葛藤していたが、個人的なことだったから誰にも言えなかった。そこである日、僕には休養が必要なんだと……そういうことになった。僕はいつも父親とマネージャーにメールしているが、そこに『これは話し合うべきことじゃない。僕には休養が必要だから休養する。もう無理だ、みんなが素晴らしいキラキラした世界だと思っている世界を生きるのは……』とメールした。時差ボケ、不眠、自分の家なのにホテルの部屋にいるような感覚……一旦ストップしなければならないという多くのシグナルを感じてはいたけれど……やはり決断することはすごく難しかった。

■ 活動休止期間は何をして過ごしてい? また、どのように『Rebels Never Die』が生まれたのか?

(一部翻訳)僕は本当に音楽から離れていたし、自分自身が人間としてどう映っているのか考えたかった。それから、もしステージに戻るとしたら、どんな音楽をプレイしたいかとか……でもなんて言うか……ある瞬間、僕はアーティストとして音楽との繋がりを感じられなくなっていた。

僕のスタジオは自宅の地下にあるが、そうだね、スタジオに戻ってみようと感じたときに地下のスタジオに行き、ただ単に曲を作る。締め切りもないし、この曲がダンスフロアに合うかなど考えなくていいし、作った曲がテクノでもビッグルームでもなんでも、そんなことは関係なく、ただ単に僕自身がフェスティバルで聴きたいと思う曲を作った。僕自身が感じる曲を作りたかった。

それから僕の音楽コレクションの中から、小さい頃に買ったレコードも含め、たくさんの曲を聴いた。僕は14歳から DJ をしていたから、レコードを持っていたしね。それで、そういった昔のことを想い出して、まだ子どもだった14歳の頃に、何が理由で、このレコードを買ったのかを考えた。なんでこの曲が好きだったんだろう、何が理由だったんだっけ? ってね。そういった、自分のコレクションのレコードを毎日毎日聴いた。

そこからインスピレーションが生まれて、ニューアルバム『Rebels Never Die』が生まれたんだ。


 

■ Hardwell が一旦ツアー活動を休止した年は Avicii(アヴィーチー)が亡くなった年でもあった。自身の健康(メンタルヘルス)に対する意識も変わった?

(一部翻訳)そうだね、100%。Avicii(Tim)が亡くなったことで、確実に僕自身への引き金にもなったことは確かだ。僕は休養を取る、と。大切な友達を失って、本当に最悪な気持ちになった。ツアーに出ても、そこには完璧な解決策がないんだ。もちろん飲酒をやめたり、少し時間を取って運動したりすることはできる。でも、やはり時差ボケとは付き合っていかなければならないし、(様々な国に行くので)タイムゾーンも毎回違う。家族や友だちとも会いたいし、だけどツアースケジュールは埋まっている。

だから僕は、時間を取って自分自身が人として成長したいと……人として何もできておらず、そこにいるだけでアーティストとしてだけ成長している気がした。だから休養は僕自身にとって絶対に必要だった、普通の生活がしたかったんだ。Tim も言っていたよね、「有名にもならず、音楽も作らず、普通の生活がしたい」って。それで、とあるポイントで Tim は(自分自身を)見失ってしまった。

■ 友人でもあった Avicii に対する想いとは

(一部翻訳)彼は僕が出会った人物の中で、最も素晴らしいエレクトロニックミュージシャンだ。今もそうだし、彼より素晴らしいメロディー、コード、キャッチーなサビを作るミュージシャンがこの世の中にいると、僕に説き伏せることは絶対に無理だね。彼は、自分自身が(曲を)どうしたいのかを、完璧に把握していた。シンガーにどう歌ってほしいかとか、彼が作るメロディーと特徴、彼のすべての曲は今でもすごく多様性があるし、カントリーソングをエレクトロニックに取り込んだりと、とにかく圧巻だよ。

人としても Tim は非常に素晴らしかった、謙虚だしね……僕は彼と共に多くのショーに出演できたことをとても嬉しく思っている。そうやって Tim とは友人になり、たくさんのことを学んだよ。

彼の曲はダンスシーンでは今まで見たことなのないものだった。彼のような音楽を作ることは誰にも無理だ。

他にも様々なことを赤裸々に話してくれている Hardwell。日本語訳はないが、下の動画で全インンタビューを見ることができる。

▼ Hardwell: ‘Rebels Never Die,’ Unspoken Realities of Touring and Evolving EDM Scene | Apple Music​

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