2022年9月9日(金)、渋谷 CAMELOT にて開催されるイベント「BASSLOT」にスペシャルゲストとして来日出演を果たすダブステップ・アーティストの MUST DIE!(マスト・ダイ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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Ultra Music、Dim Mak、Mad Decent と、数々の人気レーベルからリリースしてきた実力派アーティストの Must Die! は、2014年に Skrillex(スクリレックス)主宰のレーベル Owslaからリリースしたアルバム『Death & Magic』が Beatport チャートを席巻し、リードシングル「Gem Shards」は4週間に渡ってトップの座をキープするという大ヒットを記録した。
 

昨年2021年には7年ぶりのアルバムとなる2ndアルバム『Crisis Vision』をリリース、そして2022年度の今年も Zomboy(ゾンボイ)の EP『Dead Man Walking Part 1』収録の「Last One Standing with」でのコラボ、そしてシングル「ANGELWARE」リリースと、精力的に活動している。
 

そんな来日公演前の MUST DIE! に iFLYER 独占インタビューを行った。ぜひこれを読んでから、9月9日開催の「BASSLOT」に参戦し、MUST DIE! のプレイを2倍楽しんで欲しい。
 

Q:まず、MUST DIE!というアーティスト名がとにかくインパクトが強くて忘れられない名前ですが、この名前は映画「John Tucker Must Die(邦題:モテる男のコロし方​)」にインスパイアされているとのことで「酷いものにちなんで名前をつけるのが面白いと思った」とのことですが、この映画のどんな点に惹かれたのでしょうか? 他にも酷い映画は色々とあるとは思うのですが…。

MUST DIE!:この映画は、子どもの頃の僕にとってとても酷い印象のものだった。なぜなら、僕はこの映画を楽しめなかったし、僕のデート相手は僕以上に楽しめなくて、彼女は僕を置いて出て行ってしまったんだ。だから僕はこの映画を彼女なしで一人で見なけらばならなかった。この僕の不幸な結末が、かなり面白いと思ってるんだよね。
 
Q:MUST DIE! のプロジェクトではどのような点を心がけていますか? 音楽性、世界観等へのこだわりを教えてください。

MUST DIE!:僕は新しいものに挑戦することに特に重点を置いている。それから「ベースミュージック」以外の要素を自分の音楽に取り入れることに、とても集中しているんだ。
自分のサウンドに対して心地良くなりすぎないように、それから頼りすぎないように、物凄く努力しているかな。作曲家、プロデューサーとして常に新しいものや、刺激的なものを取り入れることがこのプロジェクトに対して長い間興味を持たせてくれているんだと思う。

Q:トラック名 “Neo Tokyo” “Shibuya Overdrive” など、日本語由来のタイトルやサンプリングが多数ありますが、日本文化を好きになったきっかけは?

MUST DIE!:そう、その通り! 僕が子供の頃、アメリカで、特にメディアや音楽を中心とした日本の文化が若者に大人気になる現象があったんだ。
テレビ番組や、ゲーム、音楽など日本から来たものを見たり、聞いたりして育った。だからそういったことが、僕にとって非常に大きな印象を残したんだと思う。たくさんの時間を日本で過ごした後、文化は常に変化したり発展したりするから、ワクワクする新しいものを発見したよ。
 

Q:注目している日本の音楽プロデューサーはいますか?

MUST DIE!:DJ Noriken、Aran。NUU$HI、Carpainter、Banvox、Qrion、Yasutaka Nakata(Capsule)、それから日本のいくつかのバンドもすごく好きだ。日本には本当に素晴らしいミュージシャンが何人もいるよね。

Q:過去に何度か日本に来ていますが、印象に残っている思い出を教えてください。

MUST DIE!:僕は日本で過ごした時間がすごく好きで、たくさんの素敵な友だちもできた。いつも親しい友人との時間を作っていて、その時間は特に思い出深いよ。僕は、カフェとかで話をするだけで楽しいと思えるタイプの人間なんだ。

Q:「The Palmtop Tiger(邦題にすると「とらドラ!」)というタイトルの曲をリリースされていますが、日本のアニメの「とらドラ!」が好きなのでしょうか? また、好きなキャラは?
 

MUST DIE!:そう、ずっと僕のお気に入りだ! 実は僕の前腕に逢坂 大河のタトゥーを入れているんだ。だからお気に入りのキャラクターは間違いなく逢坂 大河だね!
 
 Q:banvox と何曲かコラボされていますが、それらの曲のリリース予定は?

MUST DIE!:それらの曲をリリースできなかったのは僕のせいだ。その時は僕は作曲家としてどんな風に書くか、何を書くかを考えられない状態だった。
だけど Banvox と一緒にまた新しい曲を作りたいと思ってるし一緒にリリースしたいとも思っている。彼は僕にとってすごく仲の良い友だちだし、彼は本当に才能があるね!

Q:ダブステップの名門レーベルとして知られた Never Say Die Records が2022年で活動終了となりましたが、それが世界のダブステップシーンに与える影響についてどうお考えでしょうか?

MUST DIE!:このことが、若いミュージシャンたちが音楽シーンをコントロールして、彼ら・彼女らがそれぞれの道で何かを始めるきっかけになれば良いと思っている。Never Say Die で過ごした時間はとても大好きなものだったし、Never Say Die のチームがすごく恋しい。
 
Q:MUST DIE! といえばダブステップという印象を持たれている方も多いかと思いますが、アルバム『CRISIS VISION』ではハードダンスやフューチャーハウスなど今までとは異なったジャンルの曲を発表し、新たな側面を見せてくれましたね。
そして今回8月末からスタートした「FERAL FANTASY TOUR」は、UK Rave、techno, bass、hardstyle、leftfield electronic musicといった異なるジャンルで構成されているとのことですが、そういったコンセプトに至った経緯を教えてください。


MUST DIE!:僕はこれまでに物凄く幅広い音楽を聴いてきた。MUST DIE!、このプロジェクトは常にマルチジャンルだ。Never Say Die は、常に何よりもダブステップをリリースするようにプッシュしてくれていたから、恐らく人々は僕に1つのことを期待していたんだと思う。
マルチジャンルアーティストとして僕の原点に戻ってこれてとても幸せだ。すごくワクワクしているよ!

Q:最新曲「GRAVEBLOOM」は、 UK rave や The Prodigy、Atari Teenage Riot、Squarepusher などにインスパイアされた作品とのことですが、元々 UK の音楽が好きだったのでしょうか? UK 音楽にインスパイアされたきっかけを教えてください。

MUST DIE!:2000年代初頭のアメリカのラジオは、イギリスとヨーロッパのダンスミュージックで飽和状態だったんだ。だからそういったコマーシャルダンスミュージックやクラブソングは、僕のエレクトロニックミュージックのアイディアに多大な影響を与えたし、今日に至るまで僕をインスパイアしているよ。
 
Q:日本のファンに向けて何かメッセージを下さい。

MUST DIE!:日本のファンのみんなに会えること、それからみんなのために全く新しい音楽をプレイできることをすごく楽しみにしているよ。すごく長い間日本へ行けなかったけど、また日本に戻れて、僕が長い間取り組んで来た音楽をみんなと一緒に共有できることをとても幸せに思う! もうすぐ会おう!

 

MUST DIE!

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BASSLOT vol.23

日時:2022年9月9日(金)
会場:渋谷 CAMELOT 東京都渋谷区神南1-18-2 神南坂フレーム B3F 
出演:
B3 FLOOR 21:00〜4:30
出演:MUST DIE!、FUMI、WATARU、NATSUMI、SAKO、DJ YOUTH、GOOD TRIP B2B G BLAZEN、GASTON B2B CieL、REXY=DEXY B2B SHORI、6tan、STK、SID3EFFECT、HARNA B2B BLUMA