2004年にオープンし、世界にその名を轟かせてきたベルリンの超有名クラブ Berghain(ベルグハイン)が、2022年末に永久に閉鎖されるとの噂が流れている。
この噂の出元は、Berghain が所有するドイツのブッキングエージェンシー/レコードレーベルの Ostgut Ton(オストグート・トン)が今年初めに業務を停止したことに伴うものであるとのことだ。

1998年、前身となる「Ostgut」という名前でオープンした Berghain は、その後創業者の Michael Teufele と Norbert Thormann によって全面的に改装され、2004年に Berghain として正式にオープンした。
ベルグはインの多くの祝賀行事や節目の行事は、新型コロナウイルスの流行により延期されたが、Ostgut Ton は、ナイトクラブの遺産、音楽、レジデントアーティストを祝う、16周年を記念した全20曲のコンピレーション『Fünfzehn + 1』を、2021年10月にリリースしていた。

Berghain に関する公式な情報はまだ発表されていないが、運営内部の情報筋は、これで終わりだと言っているようだ。

「Berghain は永遠に閉鎖されるーー最後の終わりは今年訪れる」と、ある内部関係者は述べ、更に別の内部関係者は「創設者の一人は既に払い下げを受け、ブランデンブルクの田舎に滞在していると言われている」とコメントしている。
「他の者は、単にもう "そんな気分じゃない" し、他の人生設計を考えている」

新型コロナウィルスの流行の後、Berghain は正式な再会のためにアートギャラリーへと移行したが、このスペースがアートや音楽クラブとして継続されるという希望は、これによって打ち消されたようだ。
この件について関係者は「この場合、クラブを若い人の手に渡すとか、他の事業者の売却するとか、さまざまなコンセプトがあるが、どうやら、それらは望ましくないようだ」と述べている。

これから数ヶ月間が、伝説の Berghain を体験できる残り少ない期間となる可能性は濃厚だ。一生に一度は……と憧れを持っていた方は、今すぐ休暇を取って、ベルリン行きの飛行機のチケットを取るべきだろう。