ロイターの報道によると、先週末、アメリカ・コロラドスプリングスのナイトクラブ「Club Q」にて、22歳の Anderson Lee Aldrich 容疑者がロングライフル銃を乱射し、5人の客を射殺、更に少なくとも18人に怪我を負わせたとして、殺人とヘイトクライムの容疑で警察に拘束された。

AP通信によると、アルドリッチ容疑者は最終的に、家族で誕生日を祝っていた米軍退役軍人、Richard Fierro 氏によって阻止された。Richard Fierro 氏によると、犯人はナイトクラブに入ってきて銃を乱射したが、銃撃が一時停止した隙に Fierro 氏は犯人に近づき、彼から銃器を奪って殴り、警察が到着するまで犯人を拘束していたとのことだ。
この事件と犯人の動機については、現在も操作が続けられている。


地元の報道では、「Club Q」は地元の LGBTQ コミュニティの "安全な場所" であるとされている、1999年に制定された「トランスジェンダー追悼の日(Transgender Day of Remembrance/トランスジェンダー・デイ・オブ・リメンバランス)」は、トランスジェンダーに対する暴力の犠牲者を追悼する国際的な記念日であることを考慮すると、このタイミングでの銃撃は特筆に値する。
 

「Club Q」は、この事件に際し「Club Q は我々のコミュニティへの無意味な攻撃によって壊滅的となった。私たちの祈りと考えは、すべての犠牲者とその家族と友人に。私たちは銃を持った人を屈服させ、このヘイトアタックを終わらせた英雄的な顧客の迅速な反応に感謝します」と述べている。
また、コロラドスプリングスの John Suthers 市長は、病院にいる人々が怪我から回復することを「望む理由がある」と表明している。