今年11月4日(金)、待望のセカンド・アルバム『アライヴ(Alive)』リリースした、日本人の血を引く大人気 DJ / Producer グリフィン(Gryffin)。リリースから1ヶ月以上が経ち、だいぶ聴き込んでいるというファンは多いのでは?
今回は、そんな『Alive』を筆頭として2022年の Gryffin の活動を振り返ると共に、2023年に向けての今後の抱負などを Gryffin にインタビュー! 
 

iFLYER:2ndアルバム『Alive』では、EDMシーンのスーパースター・カイゴをはじめ、ムー(MØ)、ティナーシェ、ワンリパブリックといった様々なスーパースターとコラボしていますね。それらのコラボレーションは、今回のアルバムでも驚くほど魅力的です。それぞれどのような経緯でコラボレーションが実現したのでしょうか?

グリフィン:「Woke Up in Love」制作の背景は、カイゴとは以前から友人で、ずっとコラボレーションをしたいと思っていました。「Woke Up in Love」のデモを受け取ったとき、僕ら2人の心にとても響きました。 ボナルー(=音楽フェスティバル)のヘッドラインセットのリハーサル中に、彼が曲を送ってくれたのを覚えています。ホテルの部屋に戻っても、この曲を作るのを止めることができなかった。結局朝の5時まで起きて、最初のバージョンを完成させました。そこから、自分たちの思い通りの作品に仕上がるまで何度もアイデアを出し合いました。僕ら2人はずっとカラム・スコットのファンで、彼がこの曲を歌えば素晴らしいサウンドになると思っていました。そして、彼に送ったら、とても気に入ってくれたんです!
 

グリフィン:「Reckless」で、MØ(ムー)はずっとコラボレーションしてみたいボーカリストでした。 彼女はメジャー・レイザーやスネイクヒップスと一緒にコラボレーションしていて、常にエレクトロニック・ミュージックに影響を与えてきていました。 このデモは、実はスネイクヒップスとのセッションから誕生しています。彼らはコロナ直前に曲を聴かせてくれて、カレン(MØ)とアイデアを送り合いながら2年近く作業しました。完成させたときには、彼らはすでにアルバムを作り終えていて、僕のプロジェクトで出すのに喜んで賛成してくれた。彼女と曲を制作したことは最高の経験で、彼女自身も素晴らしい人です。
 

グリフィン:もともとコロナ禍に、トム・マン、ダック・ブラックウェル、アンドリュー・ジャクソンから「Scandalous」を送ってもらいました。全体的に魅惑的で、洗練された雰囲気のこの曲がすごく気に入っていて、プロデューサーとしての自分の能力を高めることができるような曲だと感じました。マネージャーの一人が、ずっと一緒に仕事をしてみたかったアーティストのティナーシェと連絡を取ってくれて、「Scandalous」をとても気に入ってくれました。彼女のホームスタジオで一緒に曲を編集して、その後はご存じの通り、最高なものが完成しました。一緒にミュージックビデオを撮影するのはとても楽しかったし、彼女は今まで見た中で最も素晴らしいダンサーの一人です。
 

グリフィン:「You Were Loved」では、マネージャーの一人がライアン・テダーとつなげてくれ、彼が取り組んでいるいくつかのアイデアを送ってくれました。その中でもライアンは「You Were Loved」が最も共感したもので、僕はすぐにこのプロジェクトに参加することになりました。ワンリパブリックのライアンとブレントと一緒に仕事をした経験から多くのことを学びましたし、一緒に仕事をする機会を与えてくれたことにとても感謝しています。
 

iFLYER:2019年にリリースされた1stアルバム『グラヴィティ』は、2ndアルバム『アライヴ』よりもクラブミュージック色が強く感じられます。『アライヴ』は『グラヴィティ』を進化させ、ポップなサウンドも取り入れた感じです。アルバム『アライヴ』を通して、これがグリフィンの第二章の始まりだと感じました。リスナーにこのアルバムをどのように聴いてもらいたいですか?

グリフィン:2個目のアルバムは "Gryffin" のようなサウンドにしたかったんですが、最初のアルバム『グラヴィティ』から新しい章に入ったような感じにしようと思いました。 自分が気に入るものでもあり、『グラヴィティ』の時とも違う楽曲を作りたいと思っていました。 『アライヴ』は、人間的な感情の体験を感じさせてくれます。 最後のアルバム『グラヴィティ』は、ファンを宇宙や時間、自然のテーマ性のある旅に連れて行ってくれる。『アライヴ』は時系列を引き継ぎ、生きているということ、人間でいるということ、感情、感じること、感覚に飛び込んでいくものです。僕はエレクトロニック・ミュージックの中でさまざまなサブジャンルを生み出すことに挑戦し、『アライヴ』でそれを達成したと感じています。よく聴いてみると、『アライヴ』に入っているどの曲も『グラヴィティ』の要素を、独自性を持ちながら取り入れています。

iFLYER:11月10日にあなたが投稿したインスタグラムのリールを見ました! 最後に、128枚になったチケットを女性が受け取っていましたが、あの女性はあなたが誰なのか知っていて、あなたのライブに来たのですか? 動画の人々が、あなたが Gryffin であることを全く知らなかったのがちょっと不思議なんでが……あなたに会えて、直接チケットをもらえた彼らは超ラッキーですね。日本、特に渋谷だったら、みんなすぐに Gryffin だとわかると思います。日本でのライブの予定がある際には、ぜひ日本でもやってください!

グリフィン:笑!あのインスタリールは面白かったです。僕のビデオグラファーが TikTok で同じようなトレンドを見て、ファンにチケットを提供したら面白いんじゃないかと思いました。次に来日するときは、ぜひそういう面白いことをやってみたいです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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iFLYER:最近のインタビューで、フレッド・アゲイン(Fred again...)を好きなアーティストの一人に挙げていましたね。今後、彼とのコラボレーションは予定されているのでしょうか?  K-POP シーンにも興味があるとのことでしたが、具体的に興味のあるアーティストやコラボレーションしたいアーティストはいますか? また、2020年にインタビューした際、日本のアーティストとのコラボレーションにもとても興味があるとおっしゃっていましたが、コラボしてみたい日本人アーティストは?

グリフィン:フレッド・アゲインは間違いなく、今僕が多大な尊敬を抱いているアーティストです。今はまだ彼とコラボレーションする予定はありませんが、絶対に一緒にスタジオに入りたいと思っています。K-POP は僕からしたらとても新しいのですが、いつも興味をそそられます。BTS、BLACKPINK、Stray Kidsの曲などはプレイリストに入っていて、これらの素晴らしいアーティストといつか一緒に仕事ができたら光栄です。まだ、才能ある日本のアーティストは発掘しているところですが、Joji はすぐにでも一緒に仕事をしたいと思い浮かぶアーティストの一人です。

iFLYER:2018 年にリリースされた「Tie Me Down」が、2022年に口コミで広まり、再びチャート急上昇したことを祝して、愛犬のジジと一緒に「Tie Me Down」をプレイする動画がロサンゼルスの屋上で撮影され大きな話題となりました。今後、ジジと一緒に何かする予定はありますか?

「Tie Me Down」が再びチャートを急上昇させたのは信じがたいことでした。 僕にとって特別な曲で、人々が再びこの曲を楽しんでいるのを見るのは素晴らしかったです。ジジは元気です!  アライヴのライブの場には何度も来て、ファンとの交流を深めていましたが、今は少し歳を取ってしまったので、以前ほど家から出るのが楽ではなくなってしまったようです

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iFLYER:先日のインタビューで、ご自身のキャリアの中で重要な瞬間だったことの一つとして「初めて東京のフェスに出演したとき」を挙げられていました。2016年に開催された Ultra Japan のことだと思いましたが、これは日本のファンにとって、とても嬉しいコメントでした。日本のファンへメッセージをお願いします。

グリフィン:もちろんです! それは僕の人生のハイライトで、一生の宝物です。僕の母は日本人なので、母が育った場所に戻って演奏することは、自分にとってとても特別なことでした。あまり会えない日本に住んでいる家族とも、この瞬間を分かち合うことができました。日本のファンの皆さんに伝えたいのは、いつも応援してくれることにとても感謝しるし、皆が思っているよりも早く日本に戻りたいと思っています!

【最新アルバム】
グリフィン『Alive』配信中

 

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