アンビエント・ミュージックの名付け親としても知られる Brian Eno(ブライアン・イーノ)が、近々リリースする楽曲になんと "地球" をクレジットしているとのことだ。その意図は、環境保護活動推進のためだ。
最近、環境保護活動を推進させることを目的とし、Brian Eno と同じように "地球" を楽曲にクレジットするソングライターやミュージシャンが増えているとのことで、Brian Eno の他にも、イギリスのラッパーの Dave(デイヴ)、Stormzy(ストームジー)、プロデューサーの Fraser T. Smith(フレイザー・T.スミス)、シンガーソングライターの Jacob Collier(ジェイコブ・コリアー)、元 Vampire Weekend(ヴァンパイア・ウィークエンド)の Rostam Batmanglij(ロスタム・バトマングリ)等が同じように "地球" をクレジットしている。

なお、"地球" に割り当てられた作曲印税は、Brian Eno が創設者である慈善団体「EarthPercent」に寄付される予定となっている。

元 Vampire Weekend の Rostam Batmanglij は、この革新的なアイディアについて "我々の知的財産が生み出す収入の知的な利用" であると称賛している。


このチャリティー活動は、ツアーや製造、ライブイベントを通じて蓄積される音楽業界の二酸化炭素排出量を相殺することを意図したものとなっており、10年後までに1億ドル(約136億200万円)を集めるという大胆な野望を抱いているとのことだ。

この取り組みは「Music Climate Pact」に署名したユニバーサル、ソニー、ワーナーの3大メジャーレーベルが最近掲げた公約を受け継いでおり、音楽業界が2050年までに温室効果ガス排出量をゼロにするための基礎固めとして、2021年末にスタートした。