イギリスの NTIA(ナイトタイム産業協会)が、イギリス政府が意図的に英国内のナイトクラブを驚くべき速度で閉店させていると主張している。

同団体は、エネルギー価格が高騰する中、政府のエネルギー軽減制度が今月で終了し、多くのナイトクラブのみならず、他企業や家庭にも大きな影響を与えることになった結果であると述べている。

また、今月初めには全国最低賃金も引き下げられ、生活費危機の中、運営費は危険な速度で上昇を続けている。NTIA と提携する一部の施設では、今後数ヶ月で運営費が100%以上値上がりするのではないかと懸念されているとのことだ。

NTIA の CEO である Michael Kill は以下のように述べている。

ナイトクラブは英国の文化であり、多くの消費者にとってカウンターカルチャーへの架け橋であり、新旧のアーティストがパフォーマンスを行い観客と触れ合うプラットフォームであり、人々がダンスや社交を行い、体、社会、精神の幸福をサポートする。

現政府はこの分野の価値を認めておらず、80年代後半にシーンが一丸となってダンスの自由のために戦った時のように、その重要性を害い続けるだろう。

一方、英国では、最大の輸出品の一つであるクラブや会場が、警察や地方政府の負担となっていると考えている。今後数ヶ月の間に、政府の無策の影響が現れ、多くの重要なナイトタイム・エコノミー・ビジネスが失われることになるだろう。

意図的にダンスフロアを閉鎖し、当面の問題を無視し、損失を受け入れることは、受け入れられるアプローチではなく、このセクターの将来にかなりの影響を与えるが、忘れられるものではない。業界の中で怒りと不満が高まり、直接行動を起こす支持者が現れるのは必然であり、我々は彼らと共に立ち上がるつもりだ。

昨年夏の時点で、NTIA は既に「エネルギー危機によってナイトクラブやベニューの将来が "重大なリスク" に晒される」と警告していた。