Pirate が行った最新の調査によると、75% のアーティストが新曲をリリースする際に金銭的な損失を受けていることが明らかになった。この調査は、アメリカとイギリスに構える Pirate のレコーディングスタジオに所属する1,000人以上のミュージシャンを対象に行われたものであるとのことだ。


調査にて明らかになったのは、回答者の三分の一が「(音楽の)リリースする際の宣伝にお金を使ったため、自腹を切っていた」と回答。リリースのためにお金を損失したため、約半数以上のアーティストが損失に向き合うため、ソーシャルメディアを一時的に絶ったとのことだ。

回答者の91%が、自分の音楽を独立して自身で宣伝しており、75%が、自身がリリースした他の音楽の収入よりも(宣伝に)お金がかかっていると回答。
また56%のアーティストは、リリースする際に新しいビジュアル作成すると述べ、76%のアーティストはミュージックビデオも作成予定であるとのことだ。

Pirate のコミュニティー責任者である Dan Davis(ダン・デイヴィス)は、以下のようにコメントしている。

アーティストとして自身でプロモーションを行うことは、ソーシャルメディアが主流のこの時代において、難しくもあり簡単でもある。
(音楽)プラットフォームは、コンテンツを継続的にストリーミングし、(アーティストに)報酬を与える。しかし、コンテンツを作成するためには多くの作業を必要とする。その見返りとして、自身のオーディエンスを構築することができる。

また、アーティストがソーシャルメディアから離れていることをみるのは、多くのクリエイターたちが自身のメンタルヘルスを優先しているという、本当に前向きでとても良いサインでもある。

この調査では、調査対象の88%がプロモーションのための SNS として Instagram を支持しており、YouTube が 69%、Facebook が 58%、TikTok が 42%という結果となっている。
ソーシャルメディアが主流のこの時代では、常に新しいプロモーションのトレンドに追いついていかないといけない。だが、コンテンツを制作するのにはお金がかかり、無料で制作できることは稀である。更に、新しいプロモーションのトレンドが常に発生しているが、だからといってアーティストの収入源も増えるわけではないと Dan Davis は付け加えている。

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