Luminate の新たなレポートによると、デジタル・ストリーミング・プラットフォームに毎日アップロードされる新曲の数は、我々が想像していたよりも遥かに多そうだ。

今の時代、自分の音楽を世界中に聴いてもらうことは、かつてないほど簡単なことになっている。デジタル・ストリーミング・プラットフォームは、もはや大手レコード会社と契約している人だけのものだけではなく、自分の作品を共有したい人なら、1500円程度払えば誰でも利用可能なものとなっている。その利便性により、ここ数年、これまでとは比較にならないほど多くのアーティストがデジタル・ストリーミング・プラットフォームに新規参入しているとのことだ。

以前は MRC Data として知られている Luminate と Nielsen Music の新たなレポートによると、2023年の第一四半期、デジタル・ストリーミング・サービスにはなんと、毎日12万個の音楽オーディオファイルがアップロードされているとのことだ。


この統計は、1日に追加された新たなオーディオファイルの平均がわずか9万3400個だった2022年から大幅に増加したものとなる。更に視点を変えると、Luminate の2023年第1四半期の調査結果は、2018年にアップロードされたすべてのオーディオファイルの数となる1640万個とほぼ同量となるという。

しかし、上記の数は第1四半期の調査結果に過ぎない。Luminate はまた、1日あたりの平均アップロード曲数が一定であれば、年末までに4300万曲の新たな音楽が Spotify にアップロードされる可能性があると示唆している。ただし、デジタル・ストリーミング・プラットフォームで公開されているオーディオファイルの全てが "曲" であるというわけではなく、ホワイトノイズ等のカテゴリの音源も公開されおり、更に最近では AI が作成した音源の存在感も増している。