イギリスのウェスト・ミッドランドに位置するスタッフォードシャー州に住むレイチェル・ハンターさんは、Taylor Swift（テイラー・スウィフト）のアルバム『Speak Now』の Taylor's Version/オーキッドマーブルヴァイナル仕様/3枚組アナログレコードを購入し再生したところ、謎の不気味な曲が流れて困惑してしまったとのことだ。

最初にそれを耳にした時、レイチェルさんは「最初は、このレコードに Tylor からの秘密のメッセージがあるのかもしれないと思いました」と BBC に対して語っている。確かに、アーティストの中には自身のアルバムや楽曲の中にそのようなユニークな仕掛けを取り入れている場合もあるし、この紫色で中央に Taylor のアルバム写真がプリントされたレコードは、一見まさしく Taylor Swift の『Speak Now』のレコードそのものに見える。

しかし、冒頭のトラックで語られる「肉片と踊る生物」のストーリーや、それに続く「虹のようなもの」、更にそれに続く曲「地球上には700億の人々がいる。彼らはどこに隠れているのだろう？」を聴くうちに、次第に不安な心境へと変わっていったという。

レイチェルさんは、この不気味な音声のレコードを再生しているリアクション動画を TikTokでシェアしており、ブツブツと女性が奇妙なストーリーを語るのを聴きながら、頭を抱えて「これ誰？」「誰か助けて……」とコメントしているが、Taylor の曲を聴きたくてこのレコードを買った彼女からすれば、本当にそれしかコメントのしようがないだろう……。
 
なお、レイチェルさんが TikTok でシェアしたこの動画は、現時点で473万回以上の再生回数を記録している。

なお、これはレコード会社のミスによるものだったようで、レコード会社は Taylor Swift の『Speak Now』のレコードに『Happy Land（A Compendium Of Electronic Music From The British Isles 1992-1996）』というイギリスのコンピレーション・アルバムを誤ってプリントしてしまったものであるとのことだ。
それにしても、初めてこれを聴いた際のレイチェルさんの困惑ときたら、とんでもないものだったことだろう。ただし、この超レアなミスプリントのレコードに、将来とんでもない高値が付く可能性も考えれられなくはない。