音楽フェスに向かう際、これから起きるフェスティバルへの期待感で浮かれる人は多いことだろう。中には、フェスの思い出を可能な限り写真に収めようと、逐一カメラを構える人も少なくはないだろうが、今回の事故は、そんなワクワク気分が招いてしまった重大事故かもしれない。

CBSニュース・シカゴによると、アメリカを代表するビッグフェスの一つとして知られる「ロラパルーザ 2023」に向かう途中の20代の男性が、シカゴ交通局の「L トレイン」の通電した電車のレールに接触し重体となり入院しているとのこと
この男性は、Lトレインのサードレールにあるリッジランド・グリーンライン駅にて "写真を撮るために" 線路に飛び降り、その際に誤って帯電したレールに触れてしまったという。


この感電事故の負傷者は2名で、写真を撮ろうとして感電した男性と、もう一人の20代の女性も感電で負傷している。関係者によると、その女性は感電した男性を助けようとしていた可能性が高いとのことで2名が感電した後、数名の友人が線路に降りて二人を救出した。

オークパーク消防署が現場に到着した際、女性は意識があったものの、男性は心肺停止状態で、2名ともロヨラ・メディカルセンターに搬送されたが、男性は依然として重体、女性は快方に向かっているとのことだ。

フェスティバル参加で気分が盛り上がるのは良いことだが、それに背中を押されて危険なことをするのは控えた方が良いだろう……それが原因となってせっかくのフェスが台無しになってしまうのは、あまりにも悲し過ぎる。