アメリカ・シアトルにある LGBTQ ナイトクラブ「Queer/Bar(クィア/バー)」を狙った放火で起訴されたワシントン州の男が、ヘイトクライム(憎悪犯罪)を犯した罪で実刑判決を受けることになった。

犯人のカルヴィン・ガルシア 26歳は、有罪を認め、連邦裁判所で懲役4年を言い渡されたと連邦検事局が今週発表した。ガルシアは "queer" と書かれた看板を発見して怒り「Queer/Bar」を標的にして、最終的に2020年2月24認知に会場の真裏の路地でゴミ箱に火をつけたことを認めた。

操作は FBI シアトル支局とシアトル警察により行われた。裁判資料によると、ガルシアは警察に対して「社会にクィアが大勢いるのは間違っていると思う」と語ったとのことだ。

発火の数分後に逮捕されたガルシアは、数週間後、見知らぬ男に「Queer/Bar の中にいる人々を罠にかけ "痛めつける" つもりだった」と語っていたとのことだ。事件当時、クラブ内には100人以上がいた。

ワシントン州西部地区連邦検事代理のテッサ・M・ゴーマンは以下のようにコメントしている。

ガルシア氏は LGBTQ+コミュニティのメンバーに対する憎悪のために100人以上の命を危険に晒した。
我々は、連邦、州、地域のパートナーと共に、セクシュアリティや性自認を理由とする人々に対する憎悪行為の操作と起訴に熱心に取り組んでいる。このようなヘイトクライムの影響は、地域社会に残り、標的とされた地域社会のメンバーに数週間、数ヶ月、数年に渡りトラウマを与える可能性があるため、この仕事は優先事項だ。

連邦検事局によると、ガルシアはまた、刑期終了後も3年間の監視下の保釈となる。