2024年度のグラミー賞に二度ノミネートされたばかりの世界トップ DJ/プロデューサーの David Guetta (デヴィッド・ゲッタ) が、フランスの大手ノンアルコール蒸留酒ブランド Lyre's(ライアーズ)との提携を発表した。


David Guetta と Lyre's とのパートナーシップは、アルコールとより健全な関係を築き、身体的および精神的健康の改善を求めて、自分の飲酒習慣をより意識しようと務める人々の「sober curious("あえてお酒を飲まない” 新たなライフスタイルのこと)」運動と連携しているとのことだ。

Lyre's は、アルコールフリーの代替ドリンクの急成長傾向を熱心に支持する企業で、David Guetta とのパートナーシップを記念し、2023年11月20日〜27日まで、同社のオンラインストア で700mlの蒸留酒を購入した全ての顧客に対し、Lyre's Classico Grande の無料ボトルがプレゼントされる。


David Guetta は今回の提携について、以下のようにコメントしている。

僕らは一緒にパーティーシーンに革命を起こすつもりだ! バー、クラブ、または自宅でリラックスしているときでも、誰もがアルコールなしで美味しいドリンクを楽しむことができる。大切なのは包括性と選択の自由だ。

Lyre's の共同創設者である Carl Hartmann 氏も、以下のようにコメントしている。

David (Guetta) のファンは世界中におり、一流ナイトクラブやフェスティバルでパフォーマンスを行っているので、世界中の会場のメニューに Lyer's を紹介するために協力できることを楽しみにしている。

これにより、人々はお気に入りのアーティストのパフォーマンスを鑑賞する際に、より良い選択肢を得ることができ、いつでも参加していると感じることができる。

David Guetta をはじめとする多くの DJ は、禁酒についてを率直に語るが、DJ としてのライフスタイルにはアルコールがつきものだ。皆で乾杯する際などは、水やソフトドリンクでは格好がつかないことも多い。そういった際にも、気兼ねなくアルコールの代替飲料を手にできるような、これまで当たり前とされてきた世界の飲酒習慣を再構築し、全ての人がマインドフルな飲酒を行えるようにするために取り組んでいるとのことだ。

Lyer's のクラフト・スピリッツは、意識して消費することを本質としてデザインされているとのことだ。特に、若者の間では幸福と健康に対する意識が高まっており、それに伴い低アルコール飲料またはノンアルコール飲料への注目も高まっている。


Lyre's のノンアルコール蒸留酒には、ジン、ベルモット、トリプル セック、テキーラ、バーボン、ウィスキー、ラムのほか、ネグローニ、マルガリータ、オールド ファッションなどのすぐに飲めるオプションも含まれている。
更に、すぐに飲めるミックスカクテル4種とノンアルコールスパークリング「クラシコ」も提供される。 Lyre's の受賞歴のあるクラシコ スパークリングは、完璧な泡立ちと、新鮮な桃、洋梨、グラニースミスの香りを伴う軽い酸味を誇る。

各種ノンアルコール蒸留酒のボトルデザインも非常にオシャレで、普通のアルコールの瓶のような高級感がある。


米国政府の薬物乱用・精神保健サービス局の調査によると、2021年には約3,000万人のアメリカ人がアルコール依存症となっていたとのことだ。更に Forbes 誌によると、昨今の若い消費者は、経済と健康への懸念から、アルコール摂取量が激減しているという。

最近では、sober curious 運動はエレクトロニック・ミュージックシーンにも浸透してきており、2021年にはアメリカ・コロラド州にて Detox Festival が開催されており、また北米最大級の音楽フェス Coachella(コーチェラ)の主催者は最近、アルコールフリーのキャンプオプション「Soberchella(ソバーチェラ)」を導入している