12月12日、サウジアラビアの King Abdullah Sports City(キング・アブトゥッラー・スポーツシティ)にある Al Ittihad Stadium(アル・イティハド・スタジアム)にて、FIFA ワールドカップが盛大に開幕した。サウジアラビアは、FIFA ワールドカップを開催する六番目の国で今回が初開催となり、世界中からのサッカー愛好家が来場する。この開幕式に、ダンスミュージックシーンのレジェンド、Swedish House Mafia(スウェディッシュ・ハウス・マフィア/以下 SHM)が出演した。

サウジアラビアのスポーツ大臣であるアブドゥルアズィズ・ビン・トゥルキ・アル・ファイサル王子は「世界有数のサッカークラブとそのファンをサウジアラビアに迎えることができたのは光栄であり、非常に興奮している」とコメント、FIFA ワールドカップの開会式は、これまでにも世界トップクラスの演出やアーティストのパフォーマンスが融合したものとなっていたが、今回も例に漏れず、非常に象徴的なものとなった。
 

開会式は、John Martin(ジョン・マーティン)のソウルフルなボーカルをフィーチャーした SHM  のアンセム「Don’t You Worry Child」でスタート。スタジアムにメロディが響き渡る中、夜空を彩る花火やダンサーたちによる魅惑的な演出が音と視覚の両方から観客の興奮を煽った。

更に SHM は時代を超越したヒット曲をシームレスにブレンドしていき、The Weeknd(ザ・ウィークエンド)とのコラボ曲「Moth To A Flame」が Sebastien Ingrosso(セバスチャン・イングロッソ)と Alesso(アレッソ)によるフェスティバルの定番曲「Calling」のイントゥルメンタルのマッシュアップもプレイされた。
パフォーマンスが最高潮に達すると、お馴染みの曲「Save The World」がミックスに加わり、観客は「オーオーオー、オーオーオーオー」と大合唱。花火が空を彩り、開会式をより忘れられない瞬間へと印象付けた。