2006年の衝撃デビュー以来、2作目から4作目のアルバムが3作連続で全米アルバム・チャート1位を獲得、更にグラミー賞「最優秀オルタナティブ・アルバム」賞2冠を誇る、米オルタナ・バンド最高峰=Vampire Weekend(ヴァンパイア・ウィークエンド)が、5年ぶり5作目となる新作アルバム『Only God Was Above Us(オンリー・ゴッド・ワズ・アバヴ・アス)』を4月5日に発売することが決定し、本日よりプリオーダーが開始している(国内盤詳細は後日発表)。アルバムのトレイラー映像も同時に公開された。
 

ヴォーカル/ギターを担当する Ezra Koenig(エズラ・クーニグ)と、長年のコラボレーターである Ariel Rechtshaid(アリエル・レヒトシェイド)がプロデュースを手掛けた同作は、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、東京でレコーディングされ、5年という年月をかけて完成したアルバム。20世紀のニューヨークに大きなインスピレーションを受けた、コンセプチュアルな内容になっている。2019年~2020年にエズラが歌詞の大部分を書き、そこからじっくり歌詞とメロディーの構成のリワークを重ねて完成した、バンド史上最も大胆な作品でありながら、最もメロディックでもある作品に仕上がっているという。


本日公開されたジャケット写真は、ニューヨーク出身の写真家=スティーヴン・シーゲルが1988年にニュージャージー州の地下鉄の廃墟で撮影した写真シリーズからの一枚。写真に映っている新聞は、実際に1988年5月1日に付の<ニューヨーク・デイリー・ニュース>紙で、航空機の屋根が剥がれるという事故が起きた、「アロハ航空243便航空機事故」を報じたもの。見出しにある、生存者の「ONLY GOD WAS ABOVE US (=私たちの上には神しかいなかった)」という言葉が、そのまま今作アルバムのタイトルに起用されている。

また、アルバム発売直後の4月8日に、テキサス州オースティンのムーディー・アンフィシアターでリリース・ライヴを開催することも発表された。北アメリカ大陸横断皆既日食の日であり、ヴォーカル・ギターのエズラ・クーニグの誕生日でもあるこの日に、皆既日食に合わせた超スペシャルなパフォーマンスとなる予定だ。

Vampire Weekend は2006年にニューヨークのコロンビア大学で結成され、米インディー・レーベル<XL Recordings>からアルバムを3作リリース。2作目『Contra(コントラ)』(2010年)と3作目『Modern Vampires of the City(モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ)』(2013年)が2作連続全米アルバム・チャート1位を獲得し、インディーズ・シーンに留まらず、ゼロ年代のUSオルタナ・シーンを代表するバンドに。2019年にはコロンビア・レコードへ移籍し、約6年振りアルバム『Father of the Bride(ファーザー・オブ・ザ・ブライド)』をリリース。同作でバンド史上3度目の全米1位を獲得し、グラミー賞<最優秀オルタナティブ・アルバム>賞を受賞。2022年7月には<フジロック・フェスティバル>にヘッドライナーとして出演した。

5年間の沈黙を破り、遂に再始動するヴァンパイア・ウィークエンド。今後の動向から目が離せない。
 
 
【リリース情報】
Vampire Weekend | ヴァンパイア・ウィークエンド
新作アルバム
『Only God Was Above Us | オンリー・ゴッド・ワズ・アバヴ・アス』
2024年4月5日(金)発売予定
配信アルバム予約注文リンク:

国内盤詳細後日発表予定

収録内容                                                         
1. Ice Cream Piano | アイス・クリーム・ピアノ
2. Classical | クラシカル
3. Capricorn | カプリコーン
4. Connect | コネクト
5. Prep-School Gangsters | プレップ・スクール・ギャングスターズ
6. The Surfer | ザ・サーファー
7. Gen-X Cops | ジェン・X・コップス
8. Mary Boone | メアリー・ブーン
9. Pravda | プラウダ
10. Hope | ホープ


 【ヴァンパイア・ウィークエンド プロフィール】
●エズラ・クーニグ(Vo/G)、クリス・バイオ(B)、クリストファー・トムソン(Dr)
●2006年、米NYコロンビア大学在学中に、現メンバーと、ロスタム・バトマングリ(当時Kb/Vo担当)の4名で結成。
●早期から注目を集め、激しい争奪戦の末インディー・レーベル<XL Recordings>と契約。
●2008年にリリースされたデビュー・アルバム『ヴァンパイア・ウィークエンド』はデビュー作にして全米・全英チャートいずれもトップ20入りを果たす。セカンド・アルバム『コントラ』(2010)は全米チャート1位を獲得し、グラミー賞にもノミネート
●三作目『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』(2013)では2作連続となる全米チャート1位を記録し、インディー・ロック・バンド史上初の2作連続全米1位という快挙を達成。同作は第56回グラミー賞<最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム>賞を受賞。
●2016年、メンバーのロスタム・バトマングリが脱退を発表。
●エズラ・クーニグ(Vo/G)がソングライター/プロデューサーとして参加したビヨンセ「ホールド・アップ」(アルバム『レモネード』収録)で、第59回グラミー賞ノミネートを獲得。
●2019年、レーベルをコロンビアへ移籍し、6年振り新作『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』を発売し、全米チャート1位を獲得。同作は第62回グラミー賞で<最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム>賞を受賞。
●2021年、細野晴臣の「TALKING」をサンプリングした楽曲「2021」(アルバム『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』収録)と、細野晴臣「TALKING」の、コラボレーション12inchシングル「Watering a flower 2021」がリリース
●これまで<サマーソニック><フジ・ロックフェスティバル>への出演を含む計8度来日。2022年7月には<フジ・ロックフェスティバル>にヘッドライナーとして出演を果たした。
●ヴァンパイア・ウィークエンド『オンリー・ゴッド・ワズ・アバヴ・アス』アルバム・トレイラー映像:


【関連サイト リンク】
●ヴァンパイア・ウィークエンド 海外オフィシャル・サイト: www.vampireweekend.com
●ヴァンパイア・ウィークエンド 日本公式サイト: www.sonymusic.co.jp/vampireweekend