世界三大フェスと名高いベルギー発「Tomorrowland」の南米バージョン『Tomorrowland Brasil』は、2024年の今年も10月11日~13日に掛けて、ブラジル・サンパウロにて開催されることが発表されているが、先週、Tomorrowland Brasil のローカルプロモーター企業 DC Set と Tomorrowland を主催する We Are One World が共同記者会見を開き、今後10年間、2024年を含めると今後11年間に渡ってブラジルで『Tomorrowland Brasil』が開催される契約を締結したことを発表した。

また11年後には、更に11年間更新するオプションも提示されているとのことだ。


Tomorrowland Brasil は2015年初開催し、2023年に3度目にして6年ぶりとなる Tomorrowland Brasil が開催され、大きな話題となった。2023年度の Tomorrowland Brasil は、1日目に激しい雨に見舞われ、2日目は泥で予想外の困難に見舞われて中止となってしまったが、3日目は通常通り開催された。


こういった昨年の天候の問題と、Tomorrowlnad ブランドとしての地域への新たな決意として We Are One World は、フェスティバル会場への一連の投資と構造改善も発表。今後3年間でフェスティバル会場である Parque Maeda へ R$30 million(日本円:約8億8,058万)を投資し、それによって「インターナルモビリティー」会場を「防水」にする計画を立てているとのことだ。

※ インターナルモビリティー…企業内の人事異動制度のひとつ。


We Are One World によると、Tomorrowland Brazil 2023 を開催した際のブラジルへの経済的影響力は、約 R$676 million(日本円:約203億9,239万)に上ったという。更に10年後には、この数字は約 R$9 billion(約2,626億2,938万)になるものと予測を立てている。

Tomorrowland のアンバサダーで超人気 DJ/プロデューサーの Alok(アーロック)も記者会見に登壇し「この Tomorrowland のブランドの10年間に渡る決意を祝うためにここに来る必要があった」とコメントした。