Google による音楽生成 AI の「MusicFX」に、新たに "DJ モード" を準備中であることを発表した。この機能は、AI を利用して音楽のループ、サンプル等を作成可能とするもので、同機能は最近の開発者会議「I/O 2024」にて発表された。

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同機能は、ユーザーが特定のプロンプト(指示)を入力することにより、それに基づいたループやサンプルが自動生成できるという機能だ。更に、生成した音楽素材をアレンジしたり、エフェクトを加えたりといった編集機能もあるため、更に使い勝手の良い機能となっている。
ユーザーが求める音楽素材をすぐに作り出すことができるというのは、クリエイターにとっては制作の現場で非常に効率が良く、大きな手助けとなるのではないかと見られている。

他にも Google は同会議にて、以前の DeepMind ジェネレータ Veo に基づくモデルである新たな機能である「VideoFX」 も発表している。「VideoFX」は、テキスト・プロンプトから1080p のフル HD ビデオを簡単に作成できる機能となる。

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Google は人工知能分野への更なる進出にあたり、製品全体で "Gemini AI" 機能を拡張しており、ユーザーはいくつかの Google Suite アプリのサイドパネルのボタンを押すことにより、簡単に AI ツールにアクセスできるようになる。つまり、Google ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドを利用しながら、Gemini を利用してメールの閲覧や要約、質問への回答、メールの作成まで行うことが可能となるとのことだ。

新たな DJ モード機能、VideFX のリリース日はまだ発表されていないが、Google はなるべく早期の公開を目指しているようだ。