2018年に28歳で自殺により悲劇的な最後を遂げた伝説の DJ/プロデューサー 故 Avicii(アヴィーチー)の家族が、Avicii の「滅多にない個人的な瞬間」を収めたプライベートな写真集「Avicii: The Life and Music of Tim Bergling(アヴィーチー:ティム・バーグリングの人生と音楽)」を出版した。
この写真集は、ハードカバーで192ページ、価格は39ドル(約6,100円)。ちなみに、送料は東京都の場合 2,800円で、トータル9,100円となり、3〜12日程度で世界中へと配送される。

自殺願望を持つ若者のための研究と予防策の開発に資金を提供するために2019年に Avicii の家族によって設立された慈善団体である  Tim Bergling Foundation(ティム・バーグリング財団)と共同で制作され、収益は全て財団に寄付される予定であるとのことだ。


Avicii の両親、クラス・バークリングとアンキ・リデンは共同声明で以下のように述べた。

この本でティムを称えることができて、誇りに思う。

彼と彼の音楽が人々にとってどれほど意味のある者だったか、我々はいつも耳にしている。彼のファンの皆さんがこの写真の旅とティムの物語を楽しんでくれることを願っている。

また、クラス・バークリングは PA 通信社に寄せたコメントで次のように付け加えた。

彼が幸せそうにしているのを見ると、私も嬉しくなる。

彼の子供時代や青年時代の素晴らしい思い出がある……同時に、現実を知るのは辛いものだ。

Avicii の人生の悲痛な最後の瞬間が、先週末にアメリカのフィルム・フェスティバルで初公開された新たなドキュメンタリー「Avicii: I'm Tim」で再び取り上げられた。
この映画の中では、これまで不出だったインタビューが収録されており、その中で Avicii は他の試練や苦難の中でも、鎮痛剤での依存を嘆いている。

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クラス・バークリングはコメントを発表した時点ではまだこの作品を観ていなかったようで、以下のように述べていた。

トライベッカで上映されたドキュメンタリーをまだ観ていないので、勇気を出して観に行くよ。
(Avicii は)唯一無二の存在だった。
彼が、長年記憶に残ることを願っている。

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