アメリカ・シカゴ市内のダウンタウンの駅を横断しながら、3両の車両で DJ がパフォーマンスを行う "特別なチャーター列車体験" と銘打ったレイヴ・トレイン・イベント「Redline Express」の開催が6月15日に予定されており、チケットも完売となっていたが、直前でシカゴ交通局(CTA)が NG を出したため、イベントはキャンセルとなってしまった。

イベント主催者の Redline Chicago は、このイベントに向けて昨年11月から CTA と交渉しており、交渉の結果、CTA は同イベントを承認し、両社は契約を結んでいたと主張。以下のコメントを発表した。

CTA の土壇場でのキャンセルは衝撃的であると同時に残念だ。CTA は過去にも、2001年の複数列車チャーターイベントなど、同様のレイヴ・イベントを主催してきた。

しかし CTA 側は以下の声明を出している。

CTA は主催者の宣伝を通じて、乗客の安全に関する懸念やイベント・チケットの販売に関する提案の詳細を知った。これは、列車を個人的かつ非営利目的にのみ貸し切るという CTA の方針に反している。
これら全ての要素を慎重に検討した結果、この要請は承認されず、両者の間で正式な合意は成立しなかった。

Redline Chicago と CTA 間のコミュニケーションがなぜ破綻したのか、そして将来的に本当に CTA にてトレイン・レイヴが開催されるのかという点は現在までに明らかとなっていないが、その後、Redline Chicago は「Redline Express」の代替イベントとして「Train Wreck」を発表。「Redline Express」参加予定者はこの代替イベントに参加するか、チケットの払い戻しについて7営業日以内に主催者宛にメールする必要があるとのことだ。