2009年に解散した英人気ロックバンド OASIS（オアシス）が再結成を発表し、それに伴いツアーの日程も発表された。
これは、Instagram の投稿で以下の言葉と共に発表された
"The guns have fallen silent. The stars have aligned. The great wait is over. Come see. It will not be televised."
「銃声は静まり、星々は整列した。長い待ち時間は終わりだ。見に来てくれ。これはテレビ放送されない」
発表されたツアーは2025年にマンチェスター、ロンドン、エディンバラ、ダブリン等のイギリス各地で、複数の日程で開催される。ヨーロッパではイギリスのみで公演が行われるということだが、その他の地域では2025年後半に公演を開催する計画であるとのことだ。
Noel Gallagher（ノエル・ギャラガー）とLiam Gallagher（リアム・ギャラガー）の兄弟の二人からなる OASIS は、1990年代初頭、スコットランドのレーベルアランオーナー Alan McGee（アラン・マッギー）に見出され、彼のレーベル Creation Records（クリエイション・レコード）と契約、ブリットポップシーンのトップに上り詰め圧倒的な人気を獲得した。
1994年にリリースされたデビューアルバム『Definitely Maybe』から伝説は始まり、7枚のスタジオアルバム全てがオフィシャルチャートで1位を獲得するという輝かしい記録を打ち立てている。（2010年のベストアルバム『Time Flies』も1位を獲得）。その中でも3枚目のアルバム『Be Here Now』は、発売からわずか3日で69万6,000枚を売り上げ、その記録は今も破られていない。
解散後も二人はソロ活動で音楽を続けており、再結成の噂は常に飛び交っていたが、二人が非常に不仲であることは周知の事実であったため、再結成する可能性は低いか、ほぼ不可能であると思っていたファンは多いことだろう。
以前、兄の Noel は SNS で「1億ポンド用意してくれればバンドを再結成する」と発言、それに対して弟の Liam は「無料でバンドを再結成する」と発言するなど、二人の意見が全く噛み合っていない時期もあった。
解散から15年が経ち、OASIS 再結成を待ち望んだでいたファンにとってはこれ以上にない喜びであることは間違いない。2025年のワールドツアーで日本に来てくれることと、ツアー開催前にまた兄弟喧嘩が勃発してバンドが解散しないことを祈ろう……。
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