現在壮絶な大統領選が行われている中、Donald Trump（ドナルド・トランプ）陣営が8月23日にアリゾナ州グレンデールで行われた集会にて、Robert Francis Kennedy Jr.（ロバート・F・ケネディ・ジュニア）をステージに迎える際に、Foo Fighters（フー・ファイターズ）の楽曲「My Hero」を流した。

その件について、選挙キャンペーンのスポークスマンが、トランプ陣営は「My Hero」の使用許可を持っていると主張、しかし当の Foo Fighters 側は「使用を許可していない」とコメント、両者の意見の食い違いに注目が集まっている。
 
トランプ陣営のキャンペーンのスポークスマンである Steven Cheung（スティーブン・チャン）は、米政治専門誌『The Hill』に対し「我々はその曲を演奏するライセンスを持っています」とメールで述べおり、彼は X（旧 Twitter）で Foo Fighters に対して、彼らの曲名を使った言葉遊びで反論。「こういう時こそ事実が重要だ、Pretender（※意味：詐欺師 / Foo Fightersのヒット曲）になるな」と Foo Foghter をタグ付けして投稿し、ライセンス問題に関する英オンライン新聞『The Independent』の投稿を添えて、煽っているようにも見える行動をとっている。
 
しかしこれに対し、Foo Fighters のスポークスマンは「フー・ファイターズは許可を求められていませんし、もし求められてもそれを許可することはなかったでしょう」と米メディアBillboard に対して語っており、更にキャンペーンによるトラックの使用の結果として得られるロイヤリティは、すべて共和党トランプ陣営ではなく、民主党カマラ・ハリス／ティム・ウォルツ陣営に寄付されると述べている。