2024年9月7日の朝6時の少し前、ドイツ・ベルリンのルンメルスブルク地区にあるテクノ系ナイトクラブ「Sisyphos(シシュフォス)」にて、乗用車が2度に渡って同クラブのエントランスに突っ込むという事件があったと、ベルリンで最も歴史ある新聞社の一つである Berliner Zeitung が報道している。

同事件は「Sisyphos」で勤務する26歳と41歳の警備員が、一人の男が「Sisyphos」に入場しようとするのを拒否したことに端を発し、当初は入場を拒否された男は丁寧にそれを認め、その場を立ち去ったとのことだが、その直後、男はドイツの自動車メーカー、アウディのレンタカーでクラブの前に戻ってきて、エントランスの壁に向かってわざと2回突っ込み、その後バックして、キスするアヒルが描かれた「Sisyphos」の象徴的な門に衝突、そして現場から逃走したとのことだ。
警備員はこの際、歩道に飛び退き、かろうじてこの車を回避。2名の警備員を含め、幸運にも負傷者はいなかったとのことだ。

https://www.berliner-zeitung.de/news/eintritt-verwehrt-mann-faehrt-mit-auto-in-den-eingang-vom-techno-club-sisyphos-li.2252048

この衝突事件に関する詳細は今のところ不明だが、地元当局は目撃者の証言を求めており、捜査が進められている。なお、「Sisyphos」のオーナーは公式コメントを出していないため、クラブ側の被害状況については不明であるとのことだ。