もうすぐハロウィンというこの時期にぴったりのタイミングで、Michael Jackson（マイケル・ジャクソン）の代表曲の一つである「Thriller（スリラー）」のミュージックビデオが YouTubeで10億回再生を突破した。
 
"キング・オブ・ポップ" と称えられる Michael Jackson は、この記録により、「Beat It「Billie Jean」「They Don’t Care About Us」に続く4つ目のミュージックビデオで「ビリオン・ビューズ・クラブ」の仲間入りを果たした。
     
「Thriller」のミュージックビデオは John Landis（ジョン・ランディス）が監督し、クラシックホラー映画の第一人者 Vincent Price（ヴィンセント・プライス）の13分間のナレーションが特徴的なビデオで、1983年12月にに初めてMTVで放送された。
ビデオは Michael Jackson がデート中にホラー映画を観る場面から始まり、最終的に恐ろしい満月の夜に変身し、モンスターやゾンビたちと共に踊る今や有名なダンスシーンへと続いていく。

同曲は1984年にシングルがリリースされた後、ビルボード Hot 100で4位、Hot R&B/Hip-Hop Songsで3位にランクイン。また2009年がに Michael Jackson が亡くなった後、この曲はビルボードのチャートに再度登場し、Hot Digital Songsで2位まで上昇している。
同じ年、このビデオは米国議会図書館の国立フィルム登録簿に、音楽ビデオとして初めて「文化的、歴史的、または美的に重要」であるとして登録されている。また、ニールセン・サウンドスキャンのデータによると、「Thriller」は史上最もダウンロードされたハロウィンテーマのヒット曲でもある。

40年前のリリース以来、ミュージックビデオ「Thriller」はポップカルチャーにたびたび登場しており、特に2004年のロマンティック・コメディ映画『13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ』では、ジェニファー・ガーナーが演じるキャラクターが、退屈なパーティーを「Thriller」の振り付けで盛り上げるシーンが有名だ。