ダンスミュージックの供給源として DJをする人なら誰しもが見聞きしたことのある音楽配信サービスの Beatport(ビートポート)が、便利なロスレス形式の音源ファイルを導入することになったようだ。

Beatport は現在使用可能なファイル形式に、追加として高品質な FLACオーディオの導入によりそのサービスを拡充。これにより、Beatport Streaming Professional および Beatsource Streaming Pro+ の加入者は、よりクリアな音質とともに、より小さなファイルサイズ、そしてそれに伴う短いバッファリング時間で、幅広い音楽を楽しむことができるようになるという。

契約者は、1200曲以上のエレクトロニック・ミュージックのカタログからストリーミングでき、地響きのような低音を再生できるクリアな音質でストリーミング、ミックスすることができ、CDJ-3000、rekordbox、Traktorなど、好きな DJ ハードウェアやソフトウェアで使用できる。


FLACオーディオファイルは、ファイルサイズが小さいにもかかわらず、音声情報を圧縮することなく音質を維持。これに対して、非常に便利な mp3 などの形式はサイズを抑えるために音質や周波数範囲を犠牲にしてしまうことがあるという。

Beatport が FLAC フォーマットを追加することで WAV や AIFF よりも速い読み込み時間を実現し、プロフェッショナルな音質を保証。プロフェッショナルプランの加入者は、自分の選んだDJプラットフォームでストリーミングの音質を簡単に切り替えることが可能になる。

Beatport グループの最高収益責任者である Helen Sartory(ヘレン・サートリー)は次のように述べてる。

「Beatport では常に、DJ たちに最高品質の音楽とパフォーマンスを向上させるための最高のツールを提供することを使命としてきました。FLACロ スレスオーディオの導入は画期的な変革であり、加入者が観客に究極のサウンド体験を提供できることを確実にします。このアップグレードは、DJ ミュージックの世界におけるイノベーションと卓越性に対する私たちのコミットメントを再確認するものです。」

Beatport HP:​https://www.beatport.com/ja