メロディック・テクノシーンを牽引するギリシャ出身の DJ/プロデューサー Argy(アージィ)が、現地時間2024年12月20日(金)にヨーロッパで最もアイコニックな会場のひとつである Hungarian Railway Park(ハンガリー鉄道博物館)で開催予定だった公演『The Project: Argy Pres. New World at The Railway Park』が「爆弾が仕掛けられているかもしれない」という騒ぎになり、ファンの安全などを考慮し、パフォーマンスがキャンセルとなった。
 
既に削除されているが、Argy は Instagram ストーリーで事件詳細を説明している。それによると、Argy は会場での綿密なプロダクションチェックなどをほぼ一日かけて行い、自身のパフォーマンスが始まる30分前に会場へ到着。サポート DJ を務める OMIKI と共に楽屋付近に近付くと、セキュリティーが駆け寄りそこから避難させられたそうだ。Argy は「OMIKI と一緒に楽屋を出て、メインステージに向かおうとしていたら、会場に爆弾が仕掛けられるかもしれないとして、セキュリティーが突然僕たちを車まで連れて行きホテルまで送り届けた。」とコメントしている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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結果的に、会場は数時間後に安全と判断されたが、Argy の反対にもかかわらずイベントは続行され、最終的には彼の同意なしにイベントが行われたという。Argy は、「数時間後、会場は安全だと判断され会場に戻るようにと連絡されたが、イベント自体を続行することに反対だったため戻らなかった」とコメント、また、Argy は「もし決断が全て僕に託されるのであれば、警察がこれだけ多くの人を避難させ、爆弾の捜索をした後で、このイベントを続行することはしたくなかった。そしてこれは、僕のヘッドライン公演にも関わず、僕の同意なしにイベントは続行された。」とも続けている。

更に Argy は「パフォーマンスを待ってくれているファンのために、妥協したショーをすることは選択肢になかった」とし「最も重要なことは、僕はさらなるリスクを皆さんに負わせたくなかったということだ」としている。


Argy はこの状況に対して不満と後悔があるとし、ファンに必ず日程を再調整してパフォーマンスを行うとコメントした。

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