先日日本でも公演を行った Green Day(グリーン・デイ)が、3月5日に予定されていたオーストラリア・ゴールドコースト公演を悪天候のため急遽キャンセルすると発表した。オーストラリア北東部に接近しているサイクロン「アルフレッド」による影響で、安全確保が困難と判断されたためだ。

Green Day は自身の Instagramストーリーで、次のようにコメントを発表した。

「オーストラリアの皆さんへ。残念ながら、明日のゴールドコースト公演は中止となります。サイクロン『アルフレッド』が非常に危険な天候をもたらしており、安全に開催することができません。とても残念ですが、皆さんもどうか安全にお過ごしください!」

また、会場である CBUS スーパー・スタジアムも、3月4日(火)の時点で X を通じて、コンサートの中止を発表。

「ファンの皆さんがこのコンサートを楽しみにしていたことを理解しています。我々も同様に残念です。しかし、主催者はイベントの実施に向けてあらゆる選択肢を検討した結果、観客・アーティスト・スタッフの安全と移動の確保が現状では難しいと判断しました。」

 
主催者は、延期ではなく完全な中止を決定した理由について次のように説明している。

「Green Dayのワールドツアースケジュールの関係上、ゴールドコースト公演を別の日程に振り替えることが不可能であるため、今回は中止とし、チケット代は全額払い戻しとなります。」

Green Day がオーストラリアを訪れるのは、2017年の『Revolution Radio Tour』以来、約7年ぶり。今回のゴールドコースト公演は、「Saviors」ツアーのオーストラリア最終公演となる予定だったが、残念ながら実現しなかった。

サイクロン「アルフレッド」は、クイーンズランド州を襲う過去50年で最も強力な嵐の1つとされており、時速130kmを超える暴風と最大430mmの豪雨が予測されている。

一方で、Green Day は次の公演として、3月9日にインド・ムンバイで開催される『Lollapalooza India』に出演予定だ。波乱のツアーは続くが、彼らの音楽を楽しみにしている世界中のファンの期待は変わらないだろう。