3月9日にアメリカ・ナッシュビルのライブハウス Losers Bar & Grill で、ヒップホップ界のレジェンド Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)が突如ステージに登場し、観客を驚かせた。収容人数500人のこの会場で、彼は1994年のヒット曲「Gin and Juice」を披露。まさに “音楽の街” ならではの特別な夜となった。
 

この夜、カントリーシンガーソングライターの Ernest(アーネスト)も Snoop Dogg と共演。彼は自身の SNS で、パフォーマンスの様子を収めた写真をシェアした。二人は以前から親交があり、未発表のコラボ楽曲「Gettin’ Done」も制作している。Ernest は、先月ナッシュビルで行った自身のライブでこの楽曲を披露していた。
 

また、Losers Bar & Grill の公式Instagram アカウントも、スヌープのパフォーマンス動画を投稿。翌日には「誰がステージに飛び入りするか分からない!これがこの世界のリアルだ!@snoopdogg #LosersWin」というコメントとともに、その様子を公開した。

Snoop Dogg がナッシュビルで話題を呼んだのは今回が初めてではない。昨年11月には、カントリー界のスター Jelly Roll(ジェリー・ロール)のブリヂストン・アリーナ公演にゲスト出演。「Drop It Like It’s Hot」を披露し、さらに Tom Petty & The Heatbreakers(トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ)の名曲「Mary Jane’s Last Dance」にインスパイアされた楽曲でコラボレーションを果たしている。
 
Snoop Dogg は、キャリアを通じて「Drop It Like It’s Hot」(2004年)をはじめ、「I Wanna Love You」(2006年)、「California Gurls」(2010年)など、ビルボード HOT 100 で3度の1位を獲得。

一方、Snoop Dogg と共演した Ernest は、カントリー界で注目を集めるシンガーソングライター。Jelly Roll の「Son of a Sinner」をはじめ、Morgan Wallen(モーガン・ウォレン)と Post Malone(ポスト・マローン)の「I Had Some Help」、「You Proof」、「Wasted on You」、「More Than My Hometown」などのヒット曲を手掛けている。さらに、Morga Wallen とのコラボ楽曲「Cowgirls」でBillboard Country Airplay No.1を獲得するなど、その才能を発揮している。

Snoop Dogg と Ernest、異なるジャンルで活躍する二人のコラボレーションが生んだ、ナッシュビルの特別な夜。このサプライズに立ち会えた観客は、忘れられない時間を過ごしたに違いない。