Nation Geographic（ナショナル・ジオグラフィック）が今年の「National Geographic 33」の選出者を発表、Selena Gomez（セレーナ・ゴメス）や Bjork（ビョーク）をはじめ、Arlo Parks（アーロ・パークス）、Don Cheadle（ドン・チードル）、Edward Norton（エドワード・ノートン）、Jason Momoa（ジェイソン・モモア）、Michelle Yeoh（ミシェル・ヨー）、Yara Shahidi（ヤラ・シャヒディ）など、多彩な顔ぶれが名を連ねるリストが発表された。

「National Geographic 33」とは、創造的なアイデアと情熱的な行動力で世界をより良くしている33人の個人を称えるものだ。今年の特集では、音楽・映画・環境保護など、さまざまな分野で活躍する著名人が選ばれた。その中でも、Selena Gomez（セレーナ・ゴメス）と Bjork（ビョーク）の2名がデジタルカバーを飾ることも明らかになった。

Selena Gomez は「世界規模でメンタルヘルスを支援するスーパースター」として特集。自身の経験を率直に語ることで、多くの人に寄り添い、メンタルヘルス支援の重要性を訴えている。メンタルヘルス支援を目的とした非営利団体 「Rare Impact Fund」 を設立。自身のコスメブランド「Rare Beauty」と連携し、世界中の若者のメンタルヘルス支援を行っている。

また、自身のメンタルヘルスについても言及し、「とても辛い時期があったので、自分の時間を持つことが必要だった」「今は以前よりも健康的な心の状態にあり、余計な雑音を気にしないようにしている」と語っている。

一方、Bjork は「環境への実践的なアプローチを提示する超越的なアーティスト」として称えられている。アイスランド出身のビョークは、地元の環境団体と密接に連携し、環境保護活動を積極的に推進している。「アイスランドで何か行動を起こすときは、必ず環境団体と連携し、私のリビングルームでコーヒーを飲みながら話し合うの」と彼女は語っている。

最近では、アイスランドにおけるオープンペン式の養殖場 に対する反対運動を展開。2023年に Rosalia（ロザリア）とコラボした楽曲「Oral」の収益を、この活動に寄付している。
 
Selena Gomez や Bjork のほかにも、以下の著名人が「National Geographic 33」に選ばれている。

​Arlo Parks（アーロ・パークス）- シンガーソングライター
Don Cheadle（ドン・チードル）- 俳優・環境活動家
Edward Norton（エドワード・ノートン）- 俳優・環境保護活動家
Jason Momoa（ジェイソン・モモア）- 俳優・水資源保護活動家
Michelle Yeoh（ミシェル・ヨー）- 女優・人権活動家
Yara Shahidi（ヤラ・シャヒディ）- 女優・社会活動家

National Geographicの編集長であるネイサン・ランプ氏は、「このリストは、世界中のさまざまな分野で活躍する変革者たちを称えるものです。彼らは現代の喫緊の課題を認識するだけでなく、それを解決するために積極的に行動しています」とコメント。
「彼らの貢献を広く伝えることで、その影響をさらに拡大し、多くの人々にとってインスピレーションとなることを願っています」と語った。

この特集は、ナショナルジオグラフィックの4月号 に掲載される。

>>詳細はナショナルジオグラフィック公式サイトから