エレクトロニック・ミュージックシーンの奇才として知られる伝説的 DJ/プロデューサーの Aphex Twin(エイフェックス・ツイン)が所持していた希少なシンセサイザーで、1975年に発表された「ヤマハ・GX-1」が、現在オークションサイト Vemia にて競売にかけられている。元々は Aphex Twin が所持していたもので、その後いくつかの人物の手に渡った。同シンセサイザーは完全に修復されているとのことで、金額は99,950ポンド(約1,865万9,015円)~スタートとなっている。
同金額はとんでもない高額ではあるが、そもそもオリジナルの価格も約700万円という高級シンセサイザーだ。
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この「ヤマハ・GX-1」は完全に修復されているためコンディションは良好で、3つのマニュアル全てに MIDI、外部 CV 入力、内蔵リズムマシンのトリガー入力を装備し、演奏だけでなくレコーディングにも対応できるようにアップグレードされているとのことだ。この「ヤマハ・GX-1」は、イギリスの音楽プロデューサー Mickie Most(ミッキー・モスト)が Aphex Twin から受け継ぎ、そして現在は Colin Fraser(コリン・フレイザー)が長年に渡って細心の注意を払い、愛情を持って所持し、コンディションを修復したとのことだ。
「ヤマハ・GX-1」は、Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)、Keith Emerson(キース・エマ―ソン)、John Paul Jones(ジョン・ポール・ジョーンズ)といった音楽界のレジェンドたちが使用してきたことでも知られている。
オークション終了日は現地時間4月12日。