先日マイアミで開催された Ultra Music Festival（ウルトラ・ミュージック・フェスティバル）において、偽チケット詐欺を行ったとして3名が逮捕された。

警察の発表によると、被害者の一人は Christopher Duckett という人物から2枚のリストバンドを現金1,200ドル（約17.6万）で購入。しかし、入場時にそれが偽物であると判明し、入場を拒否された。被害者がチケット販売者に返金を求めると、彼は「すでに使ってしまったので400ドルしか返せない」と主張。納得できなかった被害者が警察に通報し、犯人を特定した。


また、土曜日には警察の覆面捜査官が、二人の人物がリストバンドの価格交渉をしている場面を目撃。二人のうち一人が購入者にリストバンドを渡し、もう一人が彼らを会場内へエスコート。その後、リストバンドを回収し、再び他の客に販売するという手口だった。
逮捕の際、販売していた人物のウエストポーチを取り上げようとした別の男も拘束された。今回の事件で、3名の容疑者は重罪の詐欺容疑で起訴される見込みだ。

マイアミ市当局は、「これらの容疑者は合法的にチケット販売を行う権限を持っていなかった」とコメントしている。

日本でも時おり目にするチケット詐欺のニュースだが、これから訪れるフェスシーズンに向けて、新手のチケット詐欺が横行する可能性もあるので気をつけたいところだ。詐欺犯罪に巻き込まれないためにも、チケットは正規ルートで手に入れよう。