西海岸の伝説的ラッパー Snoop Dogg（スヌープ・ドッグ）が、母への思いを込めたゴスペルアルバム『Altar Call』を発表した。リリース日は2024年4月27日で、かつての盟友たちと共に、彼の「信仰のルーツ」に立ち返る作品となっている。

Snoop Dogg は4月15日、自身の Instagram に動画を投稿し、次のように語った。

「4月27日、デス・ロウ・レコードからゴスペルアルバムをリリースする。タイトルは『Altar Call』。神は素晴らしい。信じれば叶う。」

本作には Jamie Foxx（ジェイミー・フォックス）、Robert Glasper（ロバート・グラスパー）、Denaun Porter（デナウン・ポーター）、Jazze Pha（ジャジー・フェイ）、Charlie Bereal（チャーリー・ベリール）、Jane Handcock（ジェーン・ハンコック）、October London（オクトーバー・ロンドン）など、多彩なアーティストが参加。全21曲が収録される予定だ。

『Altar Call』のカバーアートには、2021年に亡くなった Snoop Dogg の母、Beverly Tate（ビバリー・テイト）の姿が使用されている。彼女の存在は、今作の中心的なインスピレーションとなっている。

生前の母親について、Snoop Dogg は次のように語っていた。

「読み書きや、困難に立ち向かうこと、人生のすべてを教えてくれたのは母だった。今、ついに翼を手に入れたね、ママ。」

音楽メディア Okayplayerとのインタビューでは、Snoop Dogg は母からの教えを通して「愛を広め、世界を癒すために声とプラットフォームを使うこと」が今作のテーマだと語っている。

Snoop Dogg がゴスペルアルバムをリリースするのは、2018年の『Bible of Love』以来。前作では Faith Evans（フェイス・エヴァンス）や Charlie Wilson（チャーリー・ウィルソン）などの豪華ゲストが参加し、ヒップホップ界のゴスペル挑戦として話題を集めた。
 
2024年には Dr.Dre（ドクター・ドレー）との共作アルバム『Missionary』を発表し、Billboard 200で20位を記録するなど、精力的な活動を続けている。今作『Altar Call』では、また新たな一面を見せてくれそうだ。