Future House のパイオニアとして知られる Don Diablo(ドン・ディアブロ)が、自身のレーベル「HEXAGON(ヘキサゴン)」設立10周年を記念したニューシングル「Freek Like Me」をリリースするのと共に、レーベルが新章にして最終章に突入したことをファンに明かした。

Don Diablo は自身の SNS に以下のメッセージを投稿している。

ハイ、僕の名前はドンだ。雑音の中で迷子になる日もある。自分が造るものが本当に意味のあるものなのか、疑問に思う日もある。しかし、僕の中には繋がり、所属したいという情熱がある - それは疑念の影よりも明るく燃えてちる。

10年前、僕はレーベルとしてだけではなく、ビジョンとして HEXAGONN を立ち上げた。音楽が架け橋となり、世界中の魂を繋ぐ場所。僕らは共に、コミュニティ以上のものを築き上げてきた。家族のような存在だ。

全てのビート、全てのショー、そして共有された全ての瞬間が、我々の絆の証だ。そして、毎日が贈り物であるのと同時に、この旅路の鼓動が僕を全身させてくれるのだ。

ヘキサゴニアンの皆へ。ありがとう。皆のエネルギー、情熱、そして変わらぬサポート。それが、僕が夢を見続け、創造し、信じ続ける理由だ。

次の章へ乾杯。新たな地平、より深い繋がり、そして僕らを繋ぐ揺るぎない精神へ。これが最終章だ。

どこにいても、誰であっても、覚えておいて欲しい。この広大な世界で、君は決して一人ではない。


Don Diablo は新章に突入した「HEXAGON」を「HEXAGON 2.0」と称しており「これは新たな章であり、全てのリリースがより意図的で、より意味深いものになる」とコメント。

更に、自身の音楽性について「原点に立ち返り、自身が育ってきたクラシックなハウスサウンドと未来的なサウンドデザインを融合させようとしている」と語り、そのコンセプトを「ネオノスタルジア」と名付けている。

10周年を記念してリリースされた「Freek Like Me」は、ボコーダーを散りばめた厚みのあるボーカルと、耳に残るフックが特徴的な一曲となった。90年代クラブカルチャーの陶酔的なソウルを彷彿とさせるピアノサウンドとエッジの効いたパーカッションで、初期のウェアハウス時代を彷彿とさせるざらつきと艶やかさが意図的にブレンドされたトラックに仕上げられている。