Four Tet(フォー・テット)が、実名の Kieran Hebden にて、ギタリストの William Tyler(ウィリアム・テイラー)とタッグを組んだニューアルバム『41 Longfield Street Late '80s』を9月にリリースすることを発表した。
Four Tet と William Tyler は3年以上前に米ロサンゼルスでレコーディングをスタートさせたとのことで、スタジオでの写真の数々に加え、アルバムからのワースト・シングルとして Lyle Lovett(ライル・ラヴェット)の「If I Had a Boat」のカバーをリリースしたことも発表した。
このプロジェクトは、Four Tet のプロダクションと William Tyler の表現力豊かなギターワークを組み合わせることにより、新たな領域を開拓したものとなっている。
William Tyler は、 Lambchop、Silver Jews 等で活躍し、その後アンビエント・フォークやインストゥルメンタル・アメリカーナを融合させた独自のスタイルでソロキャリアを築いてきた。
Four Tet はこのアルバムの主な影響について、自身と William Tyler が「Lyle Lovett、Nanci Griffith、Joe Ely といった80年代のアメリカのアーティストたちのカントリーやフォークミュージックとの深い繋がりを発見したこと」であると語っている。
リードシングル「If I Had a Boat」は、Lyle Lovett のカントリー調を、より雰囲気があり広々としたサウンドへと昇華させている。William Tyler のギターがリードし、Four Tet のアンビエント・サウンドがそれを包み込み、曲の感情をゆyっくりと広げ、再構築している。僕らはそれぞれ独自の方法で、ジャンルを問わず、自分たちが育ってきた多くの音楽を再構築したいと思っていて、それがこのアルバムに反映されていると思う。
懐かしさがたっぷりと詰まっているのと同時に、非常に未来志向でもある。今の僕には、どんなジャンルに属すべきかさえ分からないが、Kieran(Four Tet)を信頼しているし、一緒にやってきたことを心から気に入っている。彼は僕の大切な友人になった。これからの僕らの未来が待ち遠しい。