アメリカ・カリフォルニア州ウェストミンスターの元警察官が、頭部損傷で動けないと主張していたにも関わらず、音楽フェスティバルでエキサイトしているところを目撃され、16件の重罪で起訴された。

オレンジカウントリー地方事務局の発表によると、この元警察官のニコール・ブラウンは、2022年〜2023年にかけて、職務中に「重度の脳震盪症候群」と診断されたことを理由に、カリフォルニア州の労働者災害補償制度から60万ドル(約8,546万8,000円)を許取しようとした疑いが持たれている。彼女は頭痛、めまい、パソコン作業ができないなど、さまざまな症状を訴えていた。

しかし、ニコール・ブラウンは完全一時的障害(TTD)で休職中なのにも関わらず、2023年4月に開催された Goldenvoice 主催の音楽フェス「Stagecoach Festival」にて酒を飲み、踊り狂っているのを知人に目撃され、ウェストミンスター警察に通報された。

その後の警察の調査で、ニコール・ブラウンは休職中に遊び歩いていたのが同フェスだけではなく、ディズニーランド、5キロレースに2回出場、スキー等、かなりアクティブに過ごしていたことが判明。

オレンジカウンティ地方検事局によると、ニコール・ブラウンは金を得るために虚偽の陳述をした9件の重罪、そして10万ドルを超える加重ホワイトカラー犯罪を犯した罪で1件の重罪で起訴されており州刑務所での最高22年の懲役刑に直面しているとのことだ。